少し前に発売されるようになったストロングチューハイ。
コンビニにいくと山のように積んであります。
女性にも飲みやすい、炭酸ジュースのような味なのにすごく酔えると、爆発的な人気になりました。
このストロングチューハイにはアルコール依存症や糖尿病になるリスクがあることをご存じでしょうか。
ストロングチューハイとは
いままでのチューハイがアルコール度数3~6%だったのに対し、ストロングチューハイは9%も含まれています。
以前は、アルコール度数9%といえば、カンペア(黄色い缶の)、ビフィーターズ・ジン、ビフィーターズ・ウォッカと商品も限られていて、コンビニにもあまり売っていませんでした。
容量も180mlかそこらで小さい缶で売っていました。
それが、350mlや500mlの大きい缶で売られるようになり、ストロングチューハイはここ5年の缶チューハイの売上は1.5倍にもなっています。
ビールや発泡酒系だと、麦を発酵したりろ過したりの工程がけっこうあります。
が、ストロングチューハイは甘味料、酸味料、香料、醸造アルコールを混ぜただけ。まれにレモン果汁あり。
女性も飲みやすいですし、空腹で500mlを飲むとかなり酔ってしまいます。
メーカーにも消費者にも美味しい商品なのです。
ストロングチューハイにはアルコール依存症の危険が?
酒飲みはたいてビールに焼酎にストロングチューハイを購入します。
酒飲みはビールもチューハイもたいてい500mlを購入します。
日本酒や焼酎の瓶や紙パックは栓を閉めて止めることができます。
しかし、缶のストロングチューハイはフタをあけたら飲むのをやめられません。
そもそもアルコール9%で量が多いのに、最後まで飲み切るしかないため、必然的にアルコール摂取量が増えてきます。
アルコール量が増えると、依存症になりやすくなります。
●久里浜医療センターでアルコール依存症患者を専門に診ている医師の横山顕氏より
Business Journal より引用
たとえば、瓶で売られている焼酎、ウイスキー、ワインなどは、自分が飲みたい量だけグラスに注ぎ、残りはとっておくことができます。
しかし、缶チューハイの場合、プルタブを一度開けると1本飲み切るしかありません。そのため、必要以上にアルコールを摂ってしまう可能性があるのです。
当然、アルコールの摂取量が多いほど依存リスクは高まります。
ストロングチューハイを体感してみる
空腹でストロングチューハイ500ml1缶を飲むと、結構フラフラになりますね。
空腹で500ml2缶を飲むと、もうベロベロになりますね。
酒が強い筆者でもそうなので、女性は特に酔いそうですね。
ビールのアルコール度数が約5%とすると、ストロングチューハイは倍近くになります。
ビールだけを500ml飲むのはわりとシンドイですが(生のジョッキは多く見えて、実は計測すると350ccです)ストロングチューハイはジュース感覚で飲みやすく、500mlくらいはすぐ開けてしまいます。
味の点でもストロングチューハイは飲みやすく、アルコール摂取量が増えるため、アルコール依存症になりやすいです。
酒税について
メーカーや消費者にとって頭が痛いのが酒税ですね。
発泡酒などは350mlあたり77円と半分近く酒税でとられますが、ストロングチューハイは28円のためかなり安く提供できるのです。
メーカーにも消費者にも美味しい商品なのです。
ストロングチューハイは糖尿病の危険が
酒飲みだと、晩酌が終わったあともストロングチューハイを飲み続ける、休日は朝から飲み続けるような方がおられると思います。
ストロングチューハイを飲み続けるということは、砂糖入りコーラやファンタをずっと飲み続けるのと同じことです。
焼酎、ウィスキーなどに砂糖は入っていませんが、チューハイは砂糖が多いのです。(ドライ・・・・・・辛口のもありますが)
余分な糖分が常に血管の中に存在することになるため、すい臓が絶えずインシュリンを出さなければなりません。
常習すると、すい臓からのインシュリンが足りなくなったり効かなくなり、血液が糖だらけになります。
最終的に、糖尿病に発展します。
糖尿病の血液検査
採血をすると、糖尿病の危険があるかどうかを調べることができます。
空腹時血糖
正常 | 80~99 |
糖尿病予備軍 | 100~125 |
糖尿病の可能性高 | 126~ |
HbA1c
正常 | 5.9以下 |
糖尿病予備軍 | 6.0~6.4 |
糖尿病の可能性高 | 6.5~ |
糖尿病は糖尿病腎症(人工透析が必要)、糖尿病網膜症(失明)、神経障害(足の指が腐るなど)といったたくさんの合併症が起こるため、大変恐い病気です。
血糖値を抑えるために
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まとめ ストロングチューハイはアルコール依存症や糖尿病になる危険が高い
ストロングチューハイは1本程度なら問題ないですが、絶えず飲み続けると危険です。
普通のお酒と違いジュースのように美味しいので、どんどん飲んで量が増えてしまします。
そもそもアルコール濃度が多いため、アルコール依存症になる危険が大きくなります。
また、糖分が多いため、飲み続けると糖尿病になる危険性もあるため、大量飲酒は危険です。