筆者の未成年の飲酒体験は、中学生時代になります。
中学に上がり、家を引っ越しました。
その、引っ越し先の隣の家は、なんと「酒屋」でした。
今でこそスーパー、コンビニ、大手ドラッグストア、ディスカウントのリカーショップなどどこでも酒が手に入りますが、40年近い昔は、「酒屋」という酒しか扱ってない個人商店でしか酒が買えませんでした。
酒屋のオバチャンに、いかにも「親父にたのまれた」ふうに装えば、いくらでも酒を買えました。
そのころは未成年の飲酒対策など無かったも同然でした。
過去の事例、経験を挙げてみます。
未成年の飲酒への対策
現在の未成年の飲酒は以下のような対処により、ずいぶん未成年の飲酒が減っています。
- 全体的な酒離れ
- コンビニなどでの年齢チェック
- 自販機の時間制限
- 一時期は免許証を入れないと買えないしくみにしていた
(免許証の自販機は無くなりましたね)
飲酒運転の厳罰化も理由にあるかもしれません。
減ってきてはいますが、依然として無くなってはいません。
中学生 | 中学生 | 高校生 | 高校生 | |
男子 | 女子 | 男子 | 女子 | |
1996年 | 29.4% | 24.0% | 49.7% | 40.8% |
2012年 | 7.4% | 7.7% | 14.4% | 15.3% |
未成年の飲酒は親の勧めがきっかけ
その理由は、初めての飲酒は親の勧めで、大人の寛容な態度があるからです。
未成年には、ノンアルコール飲料もすすめてはいけません。
アルコール量が1%未満だとノンアルコール飲料になってしまうため、それだけで少量のアルコールを飲んでしまうことになるからです。0.00%のノンアルコール飲料も、お酒に対する誘因になってしまいます。
未成年・中学生の飲酒
しかし、昭和の過去の時代は未成年に対する飲酒対策はまったくなされていませんでした。
なので、筆者のように未成年の酒飲みがでてくるのです。
当時中学生だった筆者は、酒を小学生のころ親父に飲まされて
「フワフワして気持ちよくなる」
ことだけは、鮮明に覚えていました。
サントリーのサイトでもこのように述べられています。
未成年者の飲酒の割合は、全体として低下傾向にあるものの、依然としてなくなってはいません。
その背景には、大人の側の寛容な態度が大きな問題として横たわっています。
SUNTORY 未成年とお酒 より引用
実際初めての飲酒経験は、多くの場合、親に勧められたのが、きっかけになっています。
まさにその通りで、筆者は親父に飲まされて酒の味を覚えたのです。
【あわせてよみたい】
⇒未成年の飲酒は、父親にビールを勧められ飲まされるのがほとんどの原因
中学生が親父のウィスキーをこっそりと飲む
ある日、家にだれもいない昼間、食器棚に入れてある親父のウィスキーボトルを取り出しました。
興味本位で、また酔ってフラフラ気持ちよくなりたいと考えたのです。丸かったので、サントリーオールドだったと思います。
大きめのグラスになみなみと注ぎ、ごくごくと一気に喉に流し込みました。
今となってはウイスキーをストレートで飲むのは喉が焼けてつらいですが、当時は酔いたい一心でムリヤリ飲んだ覚えがあります。
しばらくすると・・・・・・
当然、頭はグラグラ、足元はフラフラになります。大コップのウィスキーを生地で一気に飲んだのですからだからあたりまえです。
気持ちいいが、これはあまりに飲みすぎた、ヤバイ、と布団に横になりました。そしてすぐに眠ってしまいました。
目が覚めたら寝ゲロをしていた
夕方、目が覚めると、ほおがひんやりと冷たい。なぜか濡れている。
なんだコレは、と枕を見ると、一面に嘔吐物が。
一気に飲みすぎて「寝ゲロ」をしていてました。
母親にバレるとヤバイと思い、急いでタオルで拭いて、枕をひっくり返して隠しました。ここで「飲みすぎたら吐く」を覚えました。
自販機に未成年の飲酒の対策などなし
酔っ払うことに味をしめたぼくは、隣の酒屋の自動販売機で日本酒を買うようになりました。
さすがに店内では買わなかったのですが、40年近く前の過去の自販機は酒を買い放題。
年齢制限はもちろんなし、今のように時間制限もなく、夜中でも買えました。
未成年の飲酒対策などまったくありません。
ワンカップなら小遣いで買えるため、たびたび購入していました。
中学生が寝酒をする
筆者は長男で、あと妹3人なので、ぼくだけ部屋を与えられていました。
昼間にこっそり自販機でワンカップを購入し、寝る前に一気飲みしました。中学生はまだ酒は弱かったので、ちょうど良いあんばいに酔えたのです。
週に1回くらい、そんなことをやっていました。12才か13才くらいから寝酒を始めたのです。
まとめ 未成年の飲酒・中学生が酒屋で自由に酒を買える時代
親父は昔の人なので、酒に関して寛容でたびたびすすめられ、幼い頃に酒の味を覚えました。
中学生になると自分から飲み始め、ずっと飲みつづけ、39歳でアルコール依存症と診断されました。
タバコもですが、飲まないにこしたことはないです。本当に無駄な事をしたいたと思います。酒やタバコで使ったお金も1200万円以上、家が建ちそうです。