米軍基地の筋肉ムキムキの海兵隊が日本人男子にフレンドリーな理由

米軍基地の筋肉ムキムキの海兵隊が日本人男子にフレンドリーな理由

20代半ばごろになると、毎週広島の流川(ながれかわ・広島の飲み屋街の中心)に飲みに行っていました。

ただ、スナック、そのほかお姉さんのいる店で飲むのは飽きてしまいました。

毎週毎週何万円も飲み代で消えるのもバカバカしい。そう思い始めたころです。

広島の流川、飲み屋街で飲むのは飽きてきた

広島の流川、飲み屋街で飲むのは飽きてきた
広島の流川、飲み屋街で飲むのは飽きてきた

流川だと、居酒屋、スナック2件2万円は飛んでしまうのです。

給料ぜんぶ小遣いだとしても、毎週飲むのはちょっとにきつい。

口説いても口説いても口説けないスナックのプロのネーチャンと、金払って話すのがバカバカしくなってきました。

米軍基地のある岩国で飲む

米軍基地のある岩国で飲む
米軍基地のある岩国で飲む

ちょうどそのころ、同級生の姉に「岩国に行かない?」と誘われました。

広島県の左となり、山口県岩国市は50キロくらい離れています。その岩国市にはアメリカ海兵隊4,000人規模の米軍基地があり、基地周辺にバーやクラブがあるというのです。

広島で飲むより、ぜんぜん安いよ」と聞いたので、同級生とその姉とで、怖いもの見たさで行ってみました。

なるほど、岩国基地の前からずーっと、バーやクラブが並んでいます。姉の知っている店に入りました。

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バーのドアを開けると

米軍基地の岩国のクラブ
米軍基地の岩国のクラブ

バーのドアを開けると、そこはもうアメリカでした。

GIカット(角刈りみたいな海兵隊の髪型)の米兵の白人DJがヒップホップやらなにやらを流し、黒人・白人・スパニッシュ、身長は筆者より低いのから2メートルを超える大男まで入り乱れて踊っていました。

これは初めての体験、面白い。

まず、踊り方が日本人とぜんぜん違う。

腰を振る、というか、映画がテレビで観るそのままの光景が目の前で繰り広げられる。

米軍基地前のバーで飲む酒は安い

米軍基地のバーで飲む酒は安い
米軍基地のバーで飲む酒は安い

アルコール・ドリンクはほぼ500円。日本のように伝票をつけて後払いではなく、ドリンクをもらうつど払う。映画でみたのと同じだ。

酔ったので、もろカタコトの中学生英語で話しかけてみた。米兵も酔っているので、話ししてくる。

プリーズ モア、イージー イングリッシュ?」(簡単な言葉にしてくれ)

と頼むと、なんとか分かるように易しい英語でフレンドリーにしゃべってくる。

米軍の海兵隊と友達に

米軍の兵隊と友達に
米軍の兵隊と友達に

ビールなんかをおごり、白人のジョンとかジョーとか数人と友達に。

シー ユー ネクストウィーク!」(また来週ね)

とかいって、また飲む約束をした。夜8時から朝方まで、10杯くらい飲んで5,000円程度。広島で飲むよりぜんぜん安かったです。

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海兵隊に米軍基地の中へ入れてもらうと

米軍基地の中のクラブ
米軍基地の中のクラブ

ある日、その友達のお姉さんが海兵隊に頼みこんで、米軍基地の中にいれてもらいました。

そこにはちゃんとしたクラブがあって、それこそ数十人の海兵隊が踊っている。すこし自衛隊も混じっていた。

ビール1杯が50セント、つまり50円くらい。むちゃくちゃ安い。これは日本がアメリカに莫大支払っている「おもいやり予算」のおかげ。

思いやり予算とは何かというと

在日米軍駐留経費のうち、人件費や訓練移転費などの一部を日本が負担している。

1978年、円高や米国の財政赤字を背景に、日本が自主的な努力として負担を始め、「思いやり予算」と呼ばれる。

日米両政府は2015年12月、16~20年度で9465億円の負担額を定めた特別協定に合意した。

朝日新聞Digital 思いやり予算 より引用

年間2000億円近い巨額な予算の一部がビール代になっているようです。

毎週、英語の勉強をして米軍基地へ通う

米軍基地へ行くため英語の勉強
米軍基地へ行くため英語の勉強

毎週米軍基地へ行くようになりました。出かける前に1時間ほど英会話の勉強。飲みに行く前に勉強をする、という変なことになってしまいました。

いつもジョンとジョーがいます。フレンドリーな彼らは

「チァーズ」と言っていつものように乾杯しました。

毎週通っているうちに、彼らは

広島に連れて行ってほしい

と言い出します。

どうやら岩国ではなく、広島のDJバーやクラブに遊びに行きたいらしいのです。広島からはるばる50キロも運転してきたのに、また広島に戻るのか

ちょっと面倒くさかったですが、ジョンの頼みならしかたがない。とりあえずクラブに連れて行ってみました。

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広島の飲み屋街、流川へ戻る

広島の飲み屋街、流川へ戻る
広島の飲み屋街、流川へ戻る

DJのいるクラブはだいたい、2ドリンク付きで入場料2,000円くらい、そんなに高くはないですね。少しは上達したカタコトの英語で、アメリカ兵と世間話をしていました。

せっかくクラブに来たのだからと、そのへんの女の子をナンパしました。すると、なぜか100%ナンパに成功するのです。

これまでのナンパ成功率はというとだいたい30%くらい。電話番号まで聞きだせるのは、そのうち1割くらい。それが100%になったのです。

ナンパ成功率100%

理由をよくよく考えてみると、日本人だらけのDJクラブの中に、突然アメリカ兵の白人と話ししながら入ってくる日本人(筆者)。かなり目立っていたに違いありません。

想像ですがたぶん、

あの海兵隊と親しげに話している日本人は何者?

と、女性陣は見ていたんでしょう。

そして、女性をジョンたちに紹介しました。彼らはとても喜びました。普段男子校のような生活を送っている海兵隊は、女性に飢えていのです。

筆者もナンパ成功率が上がり大喜び。海兵隊も、日本人男子と仲良くなれば女性を紹介してもらるので大喜び。

互いにwin-winの関係です。

ああ、だからアメリカ兵は日本人男子にフレンドリーなのか。ようやくのみ込めてきました。

米軍基地の体験談でした。

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まとめ 米軍基地の海兵隊が日本人男子にフレンドリーな理由

2年間岩国に通い、米軍基地で米兵と飲みました。

どこの基地も同じだと思うのですが、筋肉ムキムキで一見こわい米兵は、決してこわくなかったです。

一部、犯罪を犯す米兵がいますが、それはほんの一部で、逆に、日本人男性と友達になりたがっている兵隊が多いのです。

理由は記事の通り、基本フレンドリー

それからしばらくのち、岩国の帰り。友人の飲酒運転で警察沙汰になります。

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