私のアルコール依存症の原因は、元はうつ病なのです。
うつが辛くて酒浸りになりました。
うつ病でもがき苦しんだ体験談を書いていきます。
チャンピックスは禁煙補助薬として有名な薬です。
これまでの禁煙補助薬はニコチンガム、ニコチンパッチのように、体内に少量のニコチンを入れることによってタバコを吸わない時のイライラを軽くする作用で禁煙を目指しました。
しかし、チャンピックスは脳のニコチン受容体に結合して、少量のドーパミンを放出させることにより、タバコを吸わない時の症状を軽くするのです。
また、タバコのニコチンが受容体に結合するのを防ぎ、タバコを吸った時の「おいしい」という感じをなくし、禁煙しやすくする薬です。
はじめの1週間は薬とタバコを併用し、タバコを切ったあと合計3ヵ月ほどチャンピックスを飲み続けます。
禁煙成功率は47.2%にもなります。ニコチンガムやパッチより圧倒的に禁煙率が高いのです。
メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。
※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします
うつ病が完治して元気いっぱいに
飲んだくれの生活が、30代終わりごろまで続いた。
うつが完治した私は、元気いっぱいになっていた。
元気すぎてボクシングジムに通うようにもなった。
基礎から練習していき、スパーリングまでできるようになった。
ところで、スパーリングは交代交代で相手を変えてやる。
大きいヤツから小柄なやつまでいろんな人を相手にする。
そこで、20代の若いやつらにどうしてもスタミナで勝てなかったのです。
3ラウンドくらいで20代のは明らかに元気だが、こちらは動けなくなってくる。
私はタバコを吸っているからではないか？そう思った。
禁煙を決意する
ちょうど会社の診療所で、禁煙薬なるものを売り出していた。
ちょうど良いあんばいだ、この際禁煙してみよう。
これまで、ニコチンガム、ニコチンパッチなどいくつも試したが、全部失敗に終わっていた。
ところが会社の先輩が
「禁煙薬をのむと、吸いたくなくなるよ」
というので、騙されたつもりで禁煙薬を買ってみたのです。
コロナワクチンで有名な。ファイザー製薬の「チャンピックス」という禁煙補助薬だ。
チャンピックス(禁煙補助薬)は禁煙できる！
薬を飲み始めの一週間はタバコをすっても良い。
一週間後から禁煙すればよい。
非常に楽そうでだった。
チャンピックスを飲み、禁煙を始めた。
なるほど、苦しくなくタバコを止められる。
1ヵ月はあっという間に過ぎ、これは禁煙できるな、と思い始めた頃。
1ヵ月は禁煙できたものの、次の週に異変が！
ある日、お客様30人くらいへ向けてのプレゼンテーションがありました。
いつものお客さんなので、特に緊張はしない。
ところが、プレゼン中に急に心臓がバクバク鼓動しはじめ、声が震えだしたのです。
急遽、説明を同僚に代わってもらい、トイレにいって水飲んで深呼吸してもおさまらない。
過緊張という症状か？
とにかく、なんとかプレゼンは終わらせたものの、その後ずっと震えが止まらない。
定時退社後、緊張をほぐすために大量に酒を飲んだ。
そして家に帰ってすぐに寝た。
チャンピックスの副作用でうつ病に
次の朝、身体が重く、心も重く、ベッドから起き上がれない状態だった。
この感じ、前にも覚えがある。
なんだったか。
そうだ、うつ病の症状だ。
しかも重い、激うつの症状だ。
会社を休んだ。
そして何年かぶりに行きつけのクリニックに訪れ、症状を話します。
すると先生は
「チャンピックスを飲んで、うつになったケースを聞いたことありますね」
と、さらりと言います。
とりあえず抗うつ薬をもらい、その日は帰りました。
うつ病の症状は重かった
うつ病の症状は重く、ずっと続く。
会社を何日も休んだ。
再度クリニックを訪ねると、先生は
「うつ症状が酷いですね。紹介状を書いてあげるから、入院してみましょう」
という見解でした。
うつ病で入院沙汰です。
紹介状を受け取り、妻と入院先へ向かった･･････
まとめ チャンピックス(禁煙補助薬)の副作用
会社でチャンピックスを飲んだ人で筆者だけがうつ病を再発したため、元に「うつ病」がある人は薬があわないようです。
筆者も1ヵ月は楽に禁煙できましたし、同じ会社の健康な同僚なども、つぎつぎと禁煙成功していました。
もしタバコを吸っていて、かつ禁煙したくて、かつうつ病歴がない方にチャンピックスはおすすめです。
うそのように楽にタバコを止められます。
