私「昨日、精神安定剤を3倍飲んで、その後酒も飲んだ。
・・・・・・酔っぱらったので、睡眠薬も飲んで布団に入った。
そこまでは覚えている。そこからが酒で酔って記憶がない。
何が起こったんだ・・・・・・」
ちょうど看護師が鉄格子の前を通りかかったので、呼び止めて聞いてみた。
看護師「あのねぇ、マロさん。奥さんが言われた話はね。
マロさんが酒飲んで寝とったところ。
夕飯の時間になったから、奥さんが起こしにいったらしいんですよ。
だけど呼んでも呼んでも返事が無いと。
身体をさすってどうやっても反応が無かったらしんですね」
私「・・・・・・はぁ」
看護師「 顔を叩いても、どうやっても反応が無くて、意識が戻らんかったらしいですよ。
それでおしっこのほうも漏らしていたらしいですよ」
私「ベッドで寝てたのではなく、酒と薬の副作用で失神してたのか・・・・・・」
私は3倍の精神安定剤と睡眠薬と酒で酔って記憶がなくなり、小便をもらしていた。
メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。
※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします
薬と酒で酔って記憶がない
私は酒と薬で酔って記憶がなくなり、またブラックアウトしたのです。
看護師「どうも様子がおかしいと思った奥さんが、義父と義母3人で3階から担いでおろしたと。
それで、車に乗せたみたいですよ。
で、うちの病院は救急対応してるから、こちらに来られたみたいです。
車の中でも、ずっと小便漏らしていたみたいですよ」
薬と酒で酔って記憶がない・・・・・・
看護師「それで点滴をさせてもらったんだけど、自分で針を引き抜いてね。
服が血まみれになったんで、着替えさせてもらったんですよ 」
私「酔って記憶がない・・・・・・」
精神病院の入院予定は3ヵ月
保護室の中で睡眠薬と水をもらい、一口で飲んで、ベッドに入った。
枕元に、「入院計画書」というA4の紙が2枚置かれていた。どちらも日付は昨日になっている。入院計画書には「3ヵ月の入院治療予定」と書かれていた・・・・・・。
私「3ヵ月!3ヵ月もここに閉じ込められるのか!なんてことだ!」
愕然とした。とりあえず看護師に薬をもらい、その夜は眠りに落ちた。
次の朝、目が覚めた。というより、検温だというので6時半に起こされたというのが正しい。
私「寝ている時が一番幸せなのに。それすら許されないのか・・・・・・」
鉄格子の中でしばらく待っていると、朝食が運ばれてきた。しかし、ご飯を3口ほど飲みこんだら、胃が悪くてそれ以上食がすすまない。それはそうかもしれない。25%原液の焼酎ストレートをがぶ飲みしたからだ。
次は、点滴。部屋の中で点滴を打たれる。
鉄格子からは出ることは許されない。まるで牢獄だ。
私は点滴が早く落ちるように寝ころんで、天井を見ながら、次々に沸き起こる飲んでしまった事への後悔にさいなまれていた。10分たったか、何十分もたったのか、何時間もたったのか。
時間がわからない。腕時計はない。部屋に時計すらない。
(現在は廊下に時計がつけられ、保護室の各部屋から時間が分かるようになっている)
私「つらい。ただここにいるだけでつらい」
私は酒を飲んだことを後悔していた。
私「この部屋に1人でいるだけでは自分を責めるばかりだ。
つらい・・・・・・なんとかならないのか、精神安定剤はもらえないのか」
私はそのままアルコール離脱症状とうつ症状に苦しめられはじめた。
まとめ 酒と薬で酔って記憶がない!小便だだ漏れ!閉鎖病棟体験談
- 私はいつもの3倍の精神安定剤と睡眠薬 + 大量の酒で酔って記憶がなくなり、かつベッドの上で失禁していたようです
- また、病院への道中の車の中でも身が覚めず、3回くらい失禁しつづけたようです
- 寝ていたため何もなかったようですが、目が覚めていたら何をするかわからない状態でした
精神薬(精神安定剤、睡眠薬)を飲んでいる時に大量に酒を飲むのは副作用が強く出るため避けましょう。
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