アルコール依存症のヤクザとチンピラの態度 精神病院体験談(1-21)

アルコール依存症のヤクザとチンピラの態度 精神病院体験談 アルコール依存症

喫煙所で一服していると、ひょろっとした背が高いニイチャンが入ってきました。

白の長袖Tシャツを着ています。

年は、30歳半ばか。

身長は180センチ近いが、私よりは少し低い。

髪は耳の横から剃ってあり、眉毛も剃ってギョロ目でイッています。

精神科の、チンピラのような態度が悪い患者

精神科の態度が悪い患者
精神科の態度が悪い患者

彼はこっちをギョロっと見ました。

チンピラ
チンピラ

ニイサン、名前は何や

マロ
マロ

おい、いきなりタメ口かよ

マロですが?

カチンときたが顔には出さずにしゃべります。

マロさんよ、あんた□□組の〇〇さん知っとるか?

はあ?

どうやら、その筋の誰かのことを言っているようです。

カタギなんで、そっちに知り合いはおらんけど?

ワシはその〇〇さんに紹介されてのう。〇〇さんにお願いして、□□組に行くんよ

はぁ・・・・・・

どうやら、彼は「本物の筋者に憧れる」チンピラのようです。

目がイってるし、言葉は幼稚だし、見るから頭悪そうだし、その筋の方もこんなヤツはお引き取りくださいでしょうな。

なんの病気かは分からないですが、頭の中で「危険な患者」に分類します

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彼はヤンキー座りで一服し、そのあと、唾を足元のタイルにペッと吐きました。

精神病院の床に唾を吐く
精神病院の床に唾を吐く

喫煙所にはベランダや、灰皿に水が貯めてあるというのに、地べたのタイルに「ペッ」です。

突然、

ミカミ
ミカミ

コラァッッッッッッッ!

と怒鳴り声が響いたのです。

本物のヤクザあらわる

精神病院のアルコール依存症のヤクザ
精神病院のアルコール依存症のヤクザ

静かなので気がつかなかったですが、ミカミさん(仮名)というもう老人に近い方が後ろで一服していていました。

ミカミさんは「本物のヤクザ」。

現役か引退したのかまではわかりません。

そのくらいの年ではあります。

ぱっと見、70歳くらい、小指はありません。

茶色から透明にグラデーションの、ヤクザ風サングラスをいつもかけています。

頭は白髪混じりで角刈り。

ミカミさんとは後に同室になるのですが、最初は怖かったので挨拶くらいしかしませんでした。

ヤクザでアルコール依存症なのです。

同室になると、お菓子をくれたり、スーツのシャツをくれたり(といっても黒地に白いストライプのヤクザ風でどうやってもカタギに見えない柄シャツ)と、面倒見のよいおじいさんでした。

その話は、また後にします。

「コラァッ!!」と怒鳴った後、

何回言ったら分かるんや!オマエは!床にツバを吐くなって何回も言っとろうがッ!!

ドスの利いた低い声で、怒鳴ります。

チンピラは、すぐに小さな声で

スイマセン、スイマセン、もう二度としません

と泣きそうな声でいいます。

オマエ、エエかげんにせえよ。次やったらブチかますけんのぉ・・・・・・

ミカミさんはひとしきりオラぶ(怒鳴る)と、喫煙所を出て行きます。

喫煙所はシーンとし、本物のヤクザの圧倒的な存在感に支配されていました。

そっちの筋の人でも、年取るとしっかりした人間になるのかな・・・・・・

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態度が悪いチンピラにキレる

精神病院・閉鎖病棟の洗面所
精神病院・閉鎖病棟の洗面所

ある日、コンタクトレンズを洗って納めるため、廊下の洗面台に立っていました。

洗面台は、廊下の外側にあり、4つの洗面台が並んでいます。

私はたまたま右から2つめの洗面台でコンタクトを洗っていました。

すると、背後に例のチンピラもどきが近寄ってくるのが鏡に移ります。

どいて!

またか・・・・・・

今回で4回目。

なぜか必ず私の後ろに立って、「どけ」と言うのである。

前回までは「ハァ?」と思いながら、意味が分からず洗面台を譲っていました。

今、4つある洗面台に立っているのは私一人。

左右には誰もいない。

洗面台は十分空いています。

再びチンピラもどきは

そこ、どいて!

と、当然のようにいいやがりました。

私は趣味でボクシングをやってます。

喧嘩しても、こんなヤツには絶対に負けない。

はよ、どいて!

プチンと音がして、キレました。

私は沸点が高くめったに怒ることはないが、この時は沸騰しました。

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閉鎖病棟のチンピラ患者に怒鳴る
閉鎖病棟のチンピラ患者に怒鳴る

オマエ、何言いよるならァッ!
他にたくさん空いとるじゃろうがッ!

態度が悪いチンピラ患者に激昂しました。

廊下に響く自分の声に、戸惑います。

彼は突然の怒鳴り声に

あ・・・・・・、スイマセン、スイマセン

と、謝まってきます。

また怒鳴ります。

空いとる所を使えやコラァッ!

声が廊下に響き渡ります。

スイマセン、スイマセン

彼は隣の洗面台に行き、手を洗います。

後に、友人に聞いた話では、彼は単に「洗面台の右から2番目がお気に入り」だったとの事。

たまたま、私も右から2番目を使っていた。

ただ、それだけのことでした。

意味がわからない。

何なんだコレは。

また、ここが精神病院だということを思い出します・・・・・・

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アルコール依存症のヤクザとチンピラの態度 精神病院体験談

まとめ
  • ヤクザの方は、結構きちんとしておられます。カタギに迷惑をかけることはあまりないように思えました

  • 妻は看護師ですが、ヤクザの(上の方の)方は、痛い治療でもぐっと耐えてなにも言わないそうです。看護師にも紳士的だったとのこと

  • ただし、部屋の外に2人ほど見張りの若い衆が立っており、一般患者が怯えるため、それだけはやめてもらったそうです。

  • ギャンギャン言ったり、くだらないことで文句をつけるのは、やはりチンピラだそうです。
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