退院支援委員会とは、退院、そして再飲酒 精神病院体験談(1-24)

退院支援委員会とは、退院、そして再飲酒

アルコール依存症で精神病院の閉鎖病棟に入院して、はや2ヶ月が過ぎました。

私は患者としては優等生なもんだから、週1で帰宅(外泊練習)も許可されています。

しかし、帰宅途中で酒を飲んだら一巻の終わりなので、車で妻に迎えに来てもらうのです。

アルコール依存症の外泊は、もちろん酒なし

アルコール依存症の外泊は、もちろん酒なし
アルコール依存症の外泊は、もちろん酒なし

最初のうちは1泊2日、問題なければ2泊3日を自宅で過ごします。

自宅で酒などを飲まず、平和な日常生活を送ることを練習するのです。

主治医から、家での患者の様子を記入する紙きれが渡され、それを保護者(妻、親)に渡さないといけません。

  • 家での様子は        静かだった / 普通 / 良くしゃべった
  • イライラしていなかったか  はい / 普通 / いいえ
  • 病院に要望はありますか   (                )

このような質問がならび、最後に

  • お酒を飲んだか       はい / いいえ

ときます。

ほとんどの患者はなるだけ早く退院したいので、家でなにかあってもじっと我慢して「よい子」で過ごします。

外泊が終わり病院に戻ると、妻が看護師長にその紙切れを渡します。

それを2、3回繰り返し、「問題なく過ごせた」ことを主治医が認めれば、退院はもうすぐなのです。

しかし実際には、身寄りがいない独り暮らしの患者などは晩酌などをやってます。

入院し、一番最初に保護室に入った時、入院計画書に「3ヶ月の入院が必要」と記されていました。

しかし、閉鎖病棟のオリの中で3ヶ月も過ごしたくない。

早くシャバに戻りたい。

それだけを考えるようになってくるのです。

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退院支援委員会で退院日が決まる

退院支援委員会
退院支援委員会

3回ほど外泊し、実績をつくった後、主治医との面接時に言った。

もうそろそろ退院したいのですが、どんなもんでしょうか。

主治医はすこし考え、こう言った。

来週末あたりにしましょうか。その前に退院支援委員会を開きましょう。

退院支援委員会とは

そして数日後、主治医、担当看護師、妻、私の4人で退院支援委員会が開かれました。

アルコール依存症は、他の病のように「病気がよくなったらすぐ退院」というわけにはいかないのです。

アルコール依存症は一生治らない病気、薬物依存のため

家で酒を飲まずに生活していけるか

が退院できるかできないかの重要なポイントとなります。

  • 退院した後どうするか
  • 仕事をするのか、しないのか
  • 酒を飲まずにちゃんと生活できるのか

主治医と看護師と妻とで確認されます。

話しあいの後、主治医と保護者がOKをだせばめでたく退院のはこびとなるのです。

結局、一週間後に退院が決まりました。

長い一週間。

1日、1日とカウントダウンしていきます。

仲がよい患者にだけ、退院する事をいっておく。

心から喜んでくれるから。

そうでもない患者には言わない。

ねたまれるから。

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