私はアルコール依存症で精神病院の閉鎖病棟にいくたびか入院しました。
この記事は、精神病院で起こったことや体験談を書いたものです。
連続飲酒発作に入ってはや10日以上経った。
もう自分の意志では酒を止められない。
もう素面(シラフ)に戻ることができない。
酔いが覚めるとアルコール離脱症状に襲われる。
手の震えや脂汗、恐怖感、不安感に襲われる。
耐えきれず、また焼酎を追加してしまう。自分ではどうしようもないところまできてしまっている。出社はできない、飯は食べれない、人間としてのまっとうな生活が送れない。
また瀬野川の精神病院に入院し、閉鎖病棟でアルコールを切る覚悟をした。
メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。
※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします
精神病院へ入院前にブラックアウト
精神病院に入院したら3ヵ月近くは出てこれない。
最後の酒で飲み収めをしよう。一升入りの焼酎紙パックに口をつけ、飲めるだけの焼酎を胃に流し込んだ。すでに記憶があやふやだが、自分なら必ずそうしたハズだ。
それからはまったく記憶がとんでいる。大量のアルコールで、完全にブラックアウト(酒により記憶がなくなること)したのだ。まったく何も覚えていない。
しかし妻はその間のことをしっかり覚えていた。
後日、妻が話してくれた内容は・・・・・・瀬野川病院(精神科)に連絡したが、私はすでに失神していたらしい。瀬野川病院は「救急指定」されている病院だ。
しかし電話をしてみると「意識がないとこちらも困るので、他の病院で胃洗浄などの応急処置をして意識が戻ってから連れてきてほしい」と電話口で言われたらしい。「救急指定」されている病院が「他所の病院で処置をしてこい」とはおかしな話だ。
酒の飲み過ぎで失禁、小便たれながし
私は3階の自分のベッドで失神していた。
妻は失禁して小便たれ流しての私を着替えさせ、たまたま来ていた妹に助けをもとめ、3階からなんとか1階まで引きずり下ろし、義母と3人がかりで車に乗せたらしい。
応急処置をするため、近くのあちこちの病院に電話をした。しかし、酒で失神している救急患者は扱いが面倒くさいらしく、全部断られ、たらい回しにされたらしい。
その間、私は車の後部座席でずっと失神していた。妻はどこにもいく所がなく、しょうがなく車で1時間かけて瀬野川病院へ向かった。が、入院手続きのあいだも私は失神して小便をたれ流していたといっていた。診察の間のことは次の記事に書くが、そうとうひどかったらしい。
入院手続きがおわると、また私は保護室、つまり鉄格子の中へ入れらた・・・・・・
精神病院に入院することによる娘への悪影響
妻は入院手続きなどの処理をすませて家に帰ると、5歳の次女は異変に気付いていた。
「父さんはどこにいったの? 父さんはも帰って来ないの? 父さんは死んだの?」
そう聞いてきたらしい。酒のせいで娘を大きく傷つけてしまった。
酒の飲み過ぎで失神、失禁して小便たれ流し まとめ
- これまで何回もやってしまいましたが、抗うつ剤・精神安定剤の服用とアルコールの組み合わせは、すぐにブラックアウトし記憶がなくなります
- ブラックアウトが酷い時は失神したようになり、尿意にすら気づかず、小便たれ流しになってしまいます
- ここまでくるとほぼ自力では脱出できません。精神病院に入院し、ムリヤリ酒を切るしかないのです
- 子供たちは敏感で、すぐ異変に気付いたようです。現在では長女が専門、次女が中2、今のところおかしな様子はないです。
が、断酒会の人たちに聞いたところでは「登校拒否」「アダルトチルドレン」などの症状が出る子供が多く見受けられます。
アルコール依存症は子供に害を及ぼす可能性が大きいので注意が必要です。
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