閉鎖病棟・保護室の隔離から解放される 精神病院体験談(2-17)

閉鎖病棟・保護室の隔離から解放

精神病では、アル中の酔っ払いや狂暴な患者は、閉鎖病棟の保護室にひとり隔離されます。

●隔離とは

精神病の患者の行動制限に「隔離」があります。隔離とは「中から患者の意志では出られない部屋へひとり入出させ、他の患者から遮断する」ことで、12時間以上と定められています。
該当患者は

  1. 他の患者と人間関係を損なうなど
  2. 自殺・自傷行為がある
  3. 暴力や器物破損がある
  4. 興奮、不穏(わけがわからない状態)、多動など
  5. 検査、処置のため

Wikipedia 閉鎖病棟 より抜粋

泥酔で保護室で隔離される
泥酔で保護室で隔離される

●この記事に書いてあること

入院4日目、やっと保護室の隔離状態から解放されます

やっと人間らしい生活を送れるようになったのです。

それまでは、文字通り囚人でした。

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閉鎖病棟・保護室で隔離されたまま朝を迎える

保護室での夜明け
保護室での夜明け

今朝で4回目の朝。閉鎖病棟の保護室の檻の中で迎えます。

また日の出前に目が覚めたのでしょうか、相変わらず窓は薄暗く、少し青みがかかっています。

そして、時間がわからないのです。

4時なのか5時なのか。6時過ぎると検温などで看護師がバタバタ動くので分かるのですが・・・・・・

しばらく待ったのか、数時間待ったよくわからないのですが、ガチャガチャと鍵の音がし、ガチャリとドアがあきます。

看護師「マロさん、検温お願いします

どうやら6時を過ぎたようです。

体温計は一般の脇にはさむヤツと、オデコにあてて1秒で計れるヤツとがあります。
(当時、オデコのは珍しかった)

今朝は1秒で計れました。ほんのささいなこと、どうでもいいことが嬉しく感じるのです。

そしてまたしばらく待っていると

看護師が「朝ごはんですよ」と廊下の通りかかりに言い、鍵をガチャリとあけて去っていきました。

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保護室で隔離されると、タバコが恋しい

保護室でタバコを吸いたい
保護室でタバコを吸いたい

しかし朝は、朝メシよりもなによりも、タバコが吸いたいのです。

昨日の夕食後依頼、12時間以上吸っていません。アルコール離脱症状にニコチン禁断症状です

飯を食べないと喫煙できないため、しかたなく飯を食べます。

食パンをトースターで焼いて食べました。

気がつくと、入院当初よりも随分食べれるようになっています。

酒もコーヒーも飲まずに3食きちんと食べるため、胃腸が復活してきたのです

そして食べ終わると、一目散に喫煙所に向かいます。

一服しながら、前回たまたま同じ時期に入院していた旧友と話をしました。

彼はどうやって手に入れたのかわからないのですが、ポケットにタバコを1箱隠し持っていたのです。

見張りの看護師が他所を向いているスキに、1本いただきました。

貴重な1本が嬉しい。このような場所ではお互い助け合わないといけない。

灰皿に鎖で繋げてあるライターを使っては看護師にバレてしまいます。

吸い終わった1本目から2本目にじっくりと火を移します。

あたかも1本をゆっくり吸うフリをして2本目をゆっくり味わうのでした。

隠れてタバコを吸う
隠れてタバコを吸う

タバコは、朝飯、昼飯、3時、夕飯後のたった4本です。

ヘビースモーカーではないが、4本というのはかなりつらい。一日中、ニコチンの禁断症状に襲われていることになるからです。

いっそのこと、タバコ無しにしてくれたほうが楽かもしれない。
(現在の瀬野川病院は終日禁煙でタバコは吸えません)

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一服がおわったら、歯磨きして、また保護室に戻されます。

なるだけゆっくりと歯磨きし、テレビのニュースを観て「そろそろ部屋にもどってください」と言われるまで粘ります。

マンガ雑誌をいくつか手に取り、保護室へ戻ります。

だいぶ正気に戻ってきたのか、マンガも読めるようになっていました

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