精神病院・閉鎖病棟体験談1

数日間、連続飲酒をしていました。本日は断酒会の日なので朝から酒を飲まずに我慢します。するとアルコール依存症のアルコール離脱症状がはじまります。手が震え、足も震え、脂汗がぽたぽたと落ち･･････

家族が警察署にきました。ぼくは警察署の留置場から無罪放免で解放されました。「精神病院に入れるか」「このまま様子をみるか」妻と義母は車の中でそんな話をしていました。翌日、親父に電話をしたところ･･･

警察の留置場の中にいた。しかし、朝から酒を飲みながらパチンコを打ったので、途中から記憶がない。ブラックアウトしていた。なぜこんな檻の中にいるんだ！何かしたのか？記憶の糸をさぐろうとする。

気がつくと警察署の檻の中にいました。なぜそんなところにいるかというと･･････酒の飲みすぎで記憶がない。朝からの経緯をずっと思い出そうとします。途切れ途切れの映像が脳内に残っていました･･････

アルコール依存症とうつ病を患っているため薬の量がハンパなく、酒を飲むとほんの3～4合でブラックアウト(記憶がなくなる)するのです。その日も妻を送ったあと車を置いて、飲みながらパチンコを打ちました。

一日1本、ワンカップ焼酎を2日飲んだだけで、強烈な飲酒欲求が起こるようになってきました。3日目、妻を送迎したあと車を置いてコンビニで焼酎を買い、一気に飲みます。何本か空けたのち、記憶が飛びます。

何か月も酒のない断酒生活を送っていました。ある日突然、酒が飲みたくなったのです。こっそり一合だけ飲みました。すると次の日の朝、猛烈な飲酒欲求に襲われました。アルコール依存症は「はじめの一杯」で元に戻ってしまうのです。

精神病院・閉鎖病棟に何回も入院した経験のうち、最初の記事です。つらいつらい精神病院の閉鎖病棟に3ヵ月入院しました。最初は保護室という鉄格子に閉じ込められ、トイレは流せないし、自分で水も飲めません。