うつ病で飲酒して酩酊すると、翌日アルコール性うつに!悪循環のはじまり

うつ病で飲酒して酩酊すると、翌日アルコール性うつに!悪循環のはじまり

連休はいかが過ごされましたでしょうか?

酒なしで過ごされた? 素晴らしいですね。

連休中に飲酒してしまった? 早く元の断酒生活に戻りましょう。

うちの場合2世帯住宅なのですが、妻は旦那が重度のアルコール依存症なので、飲まないのです。

義父も義母も、筆者がアルコール依存症と診断される前は、ビール1本ほど飲んでいました。

が、たったビール1本で顔が真っ赤になって家事ができなくなる有り様

飲めない体質なのです。

●酒なしの正月

なので、筆者がアルコール依存症と診断されてからはずっと酒なしの正月。そもそも飲めないので、特に気にしていないようです。

筆者はもちろん朝から晩まで飲み続けて、というのは昔の話で、今は飲んでいないです。飲みたくても家の中に酒がない。環境的には良い感じです。

今日は特に何もないので、アルコールとうつ病の話をしようかと思います。

アルコール性うつとは

アルコール性うつとは
アルコール性うつとは

大酒を飲んだ翌日、気分が沈んだりやる気が起こらないということはありませんか?

連休中に連続飲酒(朝から晩まで飲む)になってしまい、酒が切れた時にどうにもうつ的になって気分が上がらないということはありませんか?

もしあれば、それはアルコール性うつの症状です。

飲酒の習慣が始まった当初は、飲むことで「ふつう」の気分が「ハイ」な気分へと移行します.

しかし問題飲酒の段階に至ると、アルコールが入っているときは「ふつう」の気分でいられても、アルコールが抜けると「落ちこみ」に襲われるようになります。

特定非営利活動法人アスク アルコール関連問題 より引用

筆者もよく連続飲酒になって精神病院につっこまれましたが、入院で酒が切れたらうつ的になり、数日はずっと沈み込んでおり、その後やっと気分が上がってくる、そんな経験をしました。

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うつ病にアルコールは厳禁

うつ病にアルコールは厳禁
うつ病にアルコールは厳禁

うつ病になると、落ち込む、やる気が起こらない、つらいという症状に四六時中見舞われれます。

そのつらさを誤魔化すため、飲酒するケースが多いのです。しかもずっと飲み続けます。

しかし、飲酒するとアルコール性うつとなり、さらに落ち込み悪循環になります。

アルコール飲酒と抗うつ剤・精神安定剤の大量摂取の生活

今は双極性障害ですが、元々(25年くらい昔)はうつ病で、抗うつ薬1シート(12錠)、精神安定剤1シート、睡眠薬を10錠以上毎日飲むという生活をしていました。

仕事が終わり、家に帰ればすぐにジンやウォッカなどの強いアルコールを浴びるように飲んでおりました。

うつになった原因はというと、仕事で徹夜徹夜の日々が続き、残業250時間というとほうもない時間を働かされ、眠れなくなり、不眠症になったのが発端でした。

うつ病中の離婚は痛い

うつ病になった後、前妻は1年くらいはめんどうを見てくれましたが、結局離婚しました。うつ病中の離婚でさらに病状が悪化しました。

そのころは「うつ病は酒を飲んではいけない」などとはまったく知らず、さらにジンやウォッカを浴びるようにのんで、気絶するように眠っていました。

本来のうつ病の症状アルコール多量飲酒の悪循環のせいで、どんどん病状は悪化。精神安定剤をいくら飲んでもつらい日々が続きました。

下記のサイトに書いてありますが、まさにこんな状態でした。

お酒を飲んでいる間はアルコールによって気分が紛らわせたように思うのですが、うつ症状をさらに強めてしまうことがあります。

酔いによって一時的に気持ちが晴れたように思うのですが、酔いが醒めたときにその反動が現れてしまうのです。

新宿ストレスクリニック うつ病とお酒について  より引用

うつ病とアルコールと自〇は死のトライアングル

うつ病とアルコールと自〇は死のトライアングル
うつ病とアルコールと自〇は死のトライアングル

現妻に出会い、付き合い始めてからはうつ症状が少し軽減したように思えたのですが、また仕事で残業残業が始まったのです。

前の残業250時間がつらくてトラウマになっており、もう逃げだしたいと思うようになってきました。

(現在のように「残業50時間をこえると労働基準局の査察が入る」などということはない昔の話です。システムエンジニアは馬車馬のように働かされていました)

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睡眠薬を全部飲む

睡眠薬を全部飲む
睡眠薬を全部飲む

ちょうど病院でもらった睡眠薬が2週間分、140錠があったため、これだけあればしねるだろう。と、シートから全部薬を取り出し、ウォッカで全部胃に流し込みました。

彼女に電話し、「短かったけど、今までありがとう」と留守電に入れました。

「サヨウナラ」と世の中に向かっていい、そのまま眠りにつきました。

目が覚めてしまった

朝、目が覚めました。

あれ?しんでない

目が覚めた本人が驚きました。こんなはずではなかった。

薬のせいでロレツが回らなく、それでも仕方なく会社の総務に電話し
「ういあせん(すいません)、くうそくさえてくああい(休職させてください)」
となんとか伝えました。

家にいたら上司が来るだろうから、とり会えずサイフだけ持って逃げるように家から出ました。

睡眠薬ではしねない体験談

まさにうつ病とアルコールと自〇は死のトライアングルの体験談でした。(自〇は自決の意味ですが、Googleのポリシー違反になるため書けない)

もちろん20代のその頃はそんなことは知りません・・・・・・このようなことを2回繰り返しました、辛かったですね。

医者はうつ病患者がそういうことをしても死なないように睡眠薬を組み合わせているのです。

うつ病で「消えて無くなりたい」と常に思っている患者は、アルコールで酔っぱらうと勢いがついて実際に行動してしまうのです。

「いっそ死んでしまいたい」と思うようなつらさを抱えることと、死ぬための行動を実際に起こすこととの間には、大きな隔たりがあります。

けれどアルコールは脳の機能を抑制することで、思考や判断能力を低下させ、一足飛びに最期の一線を踏み越えさせてしまうのです。

実際に、アルコール問題を抱えた中高年男性自殺既遂者の多くが、最期の致死的行動を飲酒酩酊の状態で行なっています。

もう一つは、慢性の影響です。アルコールは長期的には抑うつ状態を作り出します。

特定非営利活動法人アスク アルコール関連問題  より引用
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まとめ うつ病で飲酒すると翌日アルコール性うつに!

たまたま睡眠薬だったため未遂で生きており、娘2人もできて、ブログなんぞ書いておりますが、これが飛び降りや電車などであれば完遂してしまいこの世にいなかったかもしれません。

アルコールの飲みすぎでうつになり、うつ病がアルコールの影響で悪化、お互いが悪い方へ。そして酔いが引き金で実行してしまう。

これが「うつ病とアルコールと自〇は死のトライアングル」と言われるゆえんで、身をもって体験しました。

根にうつ病がある人は気をつけてください。

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