【認知症】が進む原因は生活習慣かアルコールか 依存症1

認知症が進む原因

アルコール依存症の知人の体験談です。

断酒して健康を取り戻した人、命を落とした悲惨な人などさまざまな体験を聞きました。

そのうちのひとつの話です。

アルコール依存症で75才で認知症になり、施設に入った方の話です。

ずっとテレビを観る以外はなにもしない生活習慣をし、最後に認知症になりました。

●筆者筆者

 


メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。

※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします

認知症とは

認知症が進む原因
認知症が進む原因

認知症とは「もの忘れ」と違い病気により脳細胞が死んで起こる症状です

認知症にはアルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性などの種類があります。

老化によるもの忘れは誰にでも起こる症状で、人の名前が出てこなかったりします。自分で「忘れている」と分かっています。

しかし認知症になると、自分が「忘れている」ことすらわかりません。日常生活、社会生活が困難になります。

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認知症と加齢による物忘れの違いは?

認知症が進む原因は生活習慣
認知症が進む原因は生活習慣

認知症加齢によるもの忘れはこのように違います。

加齢によるもの忘れ 認知症
体験の一部を忘れる 体験全部を忘れる
新しい出来事を記憶できない
ヒントがあれば思い出す ヒントがあっても思い出せない
時間・場所は正しい 時間・場所がわからない
日常生活に支障はない 日常生活に支障がある

アルコール依存症で75才で認知症

アルコール依存症で75才で認知症
アルコール依存症で75才で認知症

仮にAさんとします。 当時75歳くらいでした。

若い時はずいぶんと飲み、やらかした方です。

最初は奥さんのほうが断酒会(全国区の断酒会組織)に行き、じょじょに本人であるAさんも出席するようになったそうです。

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酒はすんなり止められた

断酒は簡単だった
断酒は簡単だった

Aさんはもちろん大酒のみだったのに、酒はわりとすんなりと止めたのです。

しかし、夫婦で毎晩まいばん断酒会に通うものだから、まったく育児ができない

断酒会が終わって家に帰る夜の9時まで、小さい子どもが一人きり

ちょっとそれはどうなのか、と思ったようです。

そして、新しい断酒会をつくり、会合は週に1回と少なめにしました。

これは他のアルコール依存症者にも負担が少なく、とても楽でした。

酒が飲めないのでストレス

ストレスの花見
ストレスの花見

Hさんは酒を飲めなくなって、とてもピリピリし始めました。

あるとき、ソメイヨシノの下で花見をしている集団を見かけます。

自分は飲めないので無性に腹が立ったらしいのです。

地面の砂をつかんで、花見集団の弁当めがけて投げつけました

弁当が砂まみれ

これじゃ食べられない。

走って逃げたそうです。

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花見を見ると腹が立つ

腹が立つ花見
腹が立つ花見

また、酒や弁当を食べながら花見しているサラリーマン。

これも無性に腹が立ったらしいのです。

スーツで座ると、首の後ろ側にスキマができますが、そこに吸いかけのタバコを投げ込んだ

そしてまた走って逃げました。

そのサラリーマンには青天のへきれきです。

800度が背中の中に。それはもう熱かったにちがいないです。

まだ酒を飲んでいた時代

選挙事務所でタダ酒を飲む
選挙事務所でタダ酒を飲む

Aさんは、選挙のシーズンになると、選挙事務所に出かけて行きます。

事務所は、どこの党であるかは関係なし

ただ、選挙事務所にいくと酒が置いてあるので、それを頂いて飲んでいたとのこと。

あんたら、頑張りんさいよ。わしも頑張るけえ

とか言いながら、飲むのを頑張っていたそうです。

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断酒、そして禁煙がストレス

禁煙はストレス
禁煙はストレス

酒をやめて10年ほどたった頃、タバコを止めるように奥さんにいわれます。

その時はハイライト17ミリを吸っていました。

奥さんはじょじょにミリ数を落としていく作戦に。

ハイライト17ミリ → マルボロ12ミリ → メビウス8ミリ → メビウス6ミリ → ・・・・・・
といった具合です。

最初は奥さんに「タバコが違う!」 と怒鳴っていたそうです。

いつもイライラしていたと。

Aさんは禁煙補助薬チャンピックスを飲んで禁煙に挑戦しました。

タールのミリ数を落としたら、「きついのはもう要らない」と、濃いタバコをくれます。

しかし筆者は1ミリしか吸わないので、濃いのはちょっと持て余しました。

結局、3ミリ → 1ミリと落としていって、最後にはやめたのです。

禁煙薬チャンピックスが効いたのでしょう。

ただ、酒よりタバコを止めるほうが苦労したらしいのです。

私も酒は止めてますがタバコが止められません。

認知症が進む原因、生活習慣

認知症が進む生活習慣
認知症が進む生活習慣

まだ元気な奥さんが断酒会の会長代わりを務めていました。

70代のおばあちゃんがパソコンで資料を作るため、パソコンが調子悪くなったり、動かなくなります。

筆者が呼ばれ、半分修理に、半分雑談をしによく通ってました。

いくたびに奥さんと話が盛り上がるのですが、Aさんは1人用ソファーに半分寝転がって、いつもテレビを観ています。

ニュースなどではなく、いつも時代劇です。

何回訪ねても、時代劇

いつ見ても時代劇

よっぽど好きなのでしょうが、70代後半のおじいちゃんが朝から晩まで時代劇を見続けている。

ボケないか心配でした。

何年か経つと、案の定、認知症がはじまったらしいのです。

奥さんと話しても、ちんぷんかんぷんになったと。

会話のキャッチボールができなくなったと。

手に負えなくなったので、介護施設にいれたそうです。

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認知症が進み、介護施設へ

介護施設
介護施設

最初は「いつになったら帰れるんかのお?」 と不思議がっていたらしいのですが、最近は施設にいるのがあたりまえになったそうです。

リハビリのおかげで、認知症も改善し、話もできるようになってきようです。

認知症が進んだのは、たぶん一日中テレビ(時代劇)ばかり何年も見続けたからではないかと考えられます。


まとめ 【認知症】が進む原因は生活習慣かアルコールか

酒をやめてタバコもやめたのに、最後は認知症で施設にいれられた。

なんだかなあ、と思う人生であります。

筆者もアラフィフで断酒中でありますが、認知にならないよう、テレビはニュースのみにして、ブログ書いたり本を読んだり、どんどん脳を酷使していこうと思いましたた。

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