脳萎縮、末梢神経障害、大腿骨頭壊死はアルコール依存症の末期症状

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脳萎縮 アルコール依存症

このような方は危険です!

「アルコールをやめろ」「酒をやめろ」と家族に言われても隠れて飲んでいる

・もはや仕事もせず、親や妻にパラサイト(寄生)して朝から晩まで飲み続ける

・親や妻が作った食事をろくに食べない

もう完全にアルコール依存症です。精神病院にそのような人がいましたし、断酒会に来ているお母さんの息子さんがそのような感じでした。

こうなると手の打ちようがなく、アルコール依存症本人の体には様々な症状が出てきます。今回は脳や神経に対してのアルコールの害についてです。

脳萎縮

脳萎縮のCT写真
出典:ヘルスUP病気・医療 より引用

長年アルコールを飲み続けると、前頭葉から脳細胞が死んでいき、脳が縮んで脳萎縮が起きます。右側のCTが脳委縮していますね。

以前から大量に飲酒する人には脳が小さくなる脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。

e-ヘルスネット  より引用

アルコールで脳細胞が死んでいく

脳が縮んで、頭蓋骨の中がからからのスズのようになってしまう恐ろしい症状です。

前頭葉思考、記憶、判断、決定、感情コントロールするなど人間らしい働きをつかさどる部分ですが、この部分の細胞がじょじょに消えていき、人間らしさがなくなってくるのです。

アルコール依存症のひどい症状を精神病院で見た

精神病院で見たアルコール依存症患者の症状は、60代くらいで、恰好は上は黒いスーツでズボンはジャージに運動靴、ずーっと独りで喋り続け(独り言)。

他の誰とも会話することはなく、呼ばれたらやっと食事を食べにくる、もう人間としての行動がとれないような方がいました。

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脳細胞は復活する

脳萎縮で死んだ脳細胞は復活する
フリー素材イラストACより引用

昔は脳細胞が死ぬと二度と復活しない、といわれていましたが、近年の研究ではある程度は元にもどって復活するようです。

脳の細胞は死んでしまうと2度と元に戻らない。-かつてはこのように信じられていましたが、今世紀になって、脳細胞は再生することが明らかとなりました。 

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター  より引用

実は筆者が10年くらい前にCTを取った時に前頭葉にスキマができていて、医師に「40代でこんなになるのは珍しい」と言われました。
それほど大量の酒を毎日飲んでいたようです。

●神話:人間は脳細胞の10%しか使っていない (さまざまな意見がある)

このような神話があるため、「死んだ細胞の代わりの残りの細胞を使えばいいじゃないか」と思い、入院してからはひたすら小説を読んで脳を使いまくりました。効果のほどは不明です。

●断酒すれば脳細胞は再生する

脳細胞が再生するのは事実らしいので、ひたすら文章(ブログ)を書くことで脳を使いまくりました。これも効果のほどは不明ですが、書いてると「ああ、ブログ書いてるとボケないな、認知症になりにくいんだろうな」と思うくらいは脳を使います。

アルコール性認知症

アルコール性認知症のおばあさんと介護士
フリーフォト写真ACより引用

主に脳萎縮によって引き起こされる認知症ですが、脳梗塞といった脳血管障害の場合もあります。

断酒会の息子さんがそうでしたが、症状としては、うつ状態で寝てばかりだったり、物忘れ、見当識障害(ここはどこで何月何日かわからない)、作り話などがあります。

まだ50歳でです。50歳で高齢者のような症状がでるのです。

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ウェルニッケ・コルサコフ症候群

アルコール依存症のウェルニッケ・コルサホフ症候群
フリー素材イラストACより引用

アルコール性認知症と区別が難しい症状ですが、多量飲酒で食事を摂らない場合にビタミンB1(チアミン)不足になり発症します。

小脳の働きが悪くなって立ったり座ったりしたときに体がふらついて倒れてしまったり、手足を思う通りに動かせなくなる症状のことです。チアミンを大量に点滴することで命は助かりますが、そのまま放置すると死んでしまう病気です。

健忘を主とする病気で、理解力や計算などの能力は比較的保たれますが、記憶力が著しく低下する病気です。病気になる前の記憶が失われたり(逆行性健忘)、新しいことを覚えることができなくなったりします(前向性健忘)。

e-ヘルスネット   より引用

精神病院で見たのは、3~4人で話しをしていると、そのアルコール依存症の彼が急に気を失って倒れて寝てしまう。看護師を呼び、ベッドで寝かせて名前を読んだりほっぺを叩いたりしても反応なし。看護師が医師を呼び、同じことをしても反応なし。

10分くらいすると突然起き上がり、
んー? 何かあったん?
だと。

こんなことがたびたびあるのです。病院だからよかったものの、自動車や自転車の運転中だとどうなったでしょう。

筋力の衰え

アルコールの飲みすぎで筋肉の衰えで転ぶ
フリー素材ぱくたそより引用

これは例の断酒会の息子さんですが、寝て酒ばかりのんでいるため、起き上がってまともに歩くことができず、2階の彼の部屋から「ドターンッ」「ドターンッ」と転ぶ音がよく聞こえるそうです。

また、トイレにもまともにいけず、おもらししたり、トイレから「ドターンッ」と転ぶ音がするのだとか。まだ50歳すぎです。情けないですね。

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●アルコールは筋肉を分解する

そこまで酷くなくても、朝から晩まで飲み続けていると筋力が衰えるのは目に見えてますね。

大量のお酒を飲むと、コルチゾールというホルモンがが出て、筋肉を分解します。また酒の代謝のため肝臓がフル活動するので、たんぱく質の代謝が後回しになり、筋肉が増えにくくなります。

歯がボロボロで部分入れ歯に

アルコール依存症専門の呉みどりヶ丘病院に入院した時のこと。

晩飯の後、洗面所で高齢の患者が入れ歯を洗うのですが、それに混じって40代の患者も部分入れ歯を洗うのです。一人二人ではなく、何人もです。
これは酒漬けの生活だと歯を磨かなくなり、そのような生活を何年も送った結果だと考えます。

末梢神経障害

杖歩行する末梢神経障害の患者
フリー素材イラストACより引用

足先、手先がしびれたり、ふらついたり、動かなくなったりする症状です。
アルコールによる作用と、ビタミンB1不足が原因です。

●まるでお婆さん

精神病院では、47歳の女性の方が左手が完全に麻痺してうごかず、びっこをひいて歩いていました。後ろから見たらまるで80歳のおばあさんです。

ぼくもかなりの量を飲んでましたが、格闘技で身体をずっと動かしていたため、末梢神経障害にはならずに済んだようです。

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大腿骨頭壊死

大腿骨頭壊死のレントゲン写真
出典:NEWSポストセブン より引用

大腿骨(ももの太い骨)の頭の部分が壊死し、潰れてしまいます。痛みが出て歩けなくなり、どうしようもない時は人工関節をいれる手術となります。

さきほどの47歳の女性がびっこを引いていたのは、大腿骨頭壊死ではないかと思われます。40代でまともに歩けない、アルコール依存症はこんな症状まで起こるのです。

大腿骨頭壊死は、股関節骨折や股関節脱臼に続いて発生することがあります。さらに、糖尿病、鎌状赤血球貧血、腎臓病、アルコール依存症、痛風、ゴーシェ病(長い骨や骨盤の外層が浸食されるなどの多くの異常が起きる遺伝性疾患)などによっても引き起こされることがあります。

人工関節ドットコム 骨頭壊死  より引用

恐ろしいですね。今回はアルコール依存症の脳・神経・骨に関する病気をまとめてみました。

【内臓について】は前記事を参照

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まとめ

アルコール依存症の脳、神経、骨に関する恐ろしい症状をおさらいしました。

脳萎縮や末梢神経障害は怖いですね。飲み続けると、40~50代でこのような症状がでてきます。

アルコール依存症でなくとも、大量飲酒の方も同じことです。とりあえず病院で検査をうけることをオススメします。

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