酒が切れた時の「アルコール離脱症状」 手の震え・発汗は要注意

酒が切れた時の「アルコール離脱症状」 手の震え・発汗

大酒飲みやアルコール依存症者がアルコールが切れた時の手の震え、発汗など、離脱症状について解説します。家族や他人が見てわかるアルコール依存症の症状、また自覚できる症状について書いています。

アルコール離脱症状でまず最初に起こるのは手の震えです。「振戦」といいます。字を書いたらぐにゃぐにゃの象形文字のようになってしまい、仕事になりません。

次に起こるのが発汗です。冬でも額から汗がたれてきます。暑くもないのにハンカチで額を拭いているようなら、離脱症状と思って間違いないです。

●この記事を読むとアルコール離脱症状についてわかります

もし症状がでていたら、アルコール依存症になっているか、ぎりぎりの所です。酒を控えましょう。

●筆者筆者

 


メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。

※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします

アルコール離脱症状はまず手の震え・発汗が起こる

アルコール離脱症状
アルコール離脱症状

お酒を飲んで血液中にエタノール(アルコール)がある状態は、普通は身体にとって異常なことです。そのため健常者は肝臓でアルコールを代謝して体内から排出しようとします。

しかし、アルコール依存症者は、寝ている間以外は常に飲み続けています。常に酔っている状態です。アルコール依存症者には、アルコールが血液中に常にある状態があたりまえになってしまっています。

そして、いつも血液中にアルコールが含まれている状態が正常な状態だと、脳が勘違いをしているのです。そのため酒が切れて血液中にアルコールが無い状態になると、脳が異常な状態だと反応します。

アルコールが切れたときに、普通の人にはない症状が現れます。

アルコール離脱症状(禁断症状)が始まるのです。アルコール離脱症状には早期離脱症状と後期離脱症状と、またその後に起こる症状があります

アルコールの早期離脱症状は、軽い手の震えや発汗が起こる

アルコールの早期離脱症状は、酒が切れて24時間くらいがピークです。以下のような症状があらわれます。

  • 振戦(手の震え)
  • 軽い発汗
  • 軽い幻覚
  • けいれん
  • 見当識障害(時間や場所や何をしてたかわからなくなる)

アルコールの後期離脱症状は、幻覚幻聴が起こることも

アルコールの後期離脱症状は、72時間くらいがピークです。以下の症状に悩まされます。

  • 振戦
  • 激しい発汗
  • 激しい幻覚幻聴
  • 著しい見当識障害

⇒参考:アルコール依存症の連続飲酒による離脱症状はつらい・精神病院・閉鎖病棟体験談

アルコール離脱症状のその後は「不眠」が多い

その後、不眠やアルコール性うつに襲われます。

⇒参考:うつ病で飲酒して酩酊すると、翌日アルコール性うつに!悪循環のはじまり

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家族や他人から見て分かるアルコール依存症の特徴

アルコール依存症の私の経験からすると、酒が切れかかると不機嫌になり、イライラしはじめます。酒を飲みたい、とにかく飲みたい。酒を飲まない時間が長いほどイライラし、態度や言葉が粗暴になっていきます

これもアルコール依存症の特徴です。ここで、敏感な奥さんや家族は見て分かると思います。

アルコール離脱症状で手が震える

アルコール離脱症状で手が震える
アルコール離脱症状で手が震える

手を広げると、指が震えています。(振戦)

私の症状はひどく、手の震えはもちろん、腕、足、ヒザ、腹筋、背筋、すべてが震えていました。立つことすらままならい、ひどい震えでした。

手が震えるので、書いた字はぐにゃぐにゃ。会社で仕事の書類を書いたら、目も当てられないほど酷い字になっていました。手が震えるため、自分の名前ですらぐにゃぐにゃになっていました

⇒参照:アルコール離脱症状は手の震え、発汗などつらい 精神病院体験談

手の震え
手の震え

コーヒーカップを持つと、また手が震えます。手が震えるためにコーヒーカップも震えるのです。目の前の部長にそんな姿を見せられない。そのため両手で抱え込むようにして飲んでいました。

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アルコール離脱症状の発汗が起こる

アルコール離脱症状の発汗
アルコール離脱症状の発汗

汗がじっとりと出ます。へんな汗が額、鼻、ほおからにじみでて首筋を通り、ボトボトと床に落ちます。脂汗です。

これらは完全にアルコール依存症の特徴です。手の震え、発汗は他人から見ても分かる症状です

酒が安い種類に変わる

ウィスキー
ウィスキー

お酒がどんどん安物に変わっていきます

私は若いころから酒飲みで、シングルモルト・ウイスキー、カクテル、美味い純米酒、香りのよいワイン、などこだわってきました。

しかし、朝、起きてから夜寝るまで、しかも毎日飲むとなってきますと、そんな高い酒は買えなくなってきます。銭がもたない

ビールやチューハイなどはアルコール5%しかなく、高い割に酔えないため、話になりません。
※当時はまだ9%のストロングチューハイや8%のビールははありませんでした
※ビールしか飲まないビール党のアルコール依存症者もおられます


「味はどうでもいい」「とにかく安く、大量のエタノールを体内に入れたい」という極端な考えになります。

そして最終的にいく所は「とにかく安価で、度数が高い酒」。つまり、大型スーパーなどにある4リットルペットボトル入り激安焼酎になります。

酔えりゃなんでもいい

4リットル入り焼酎
4リットル入り焼酎

最後には「大五郎」なんかになります。とにかく、午前中から4リットルペットボトル入り焼酎を飲み始めたら、アルコール依存症はもう目の前です

急いで手を打たないと、大変なことになります。

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アルコール依存症は酒を止められても飲む

アルコール依存症は酒を止められても飲む
アルコール依存症は酒を止められても飲む

手の震えなどの症状が家族に見つかり、家族に心配され酒を止められます。しかし、酒飲みやアルコール依存症には強い飲酒欲求あるため、酒を止めたりしません。小遣いを減らされたり、小遣い無しになったとしても、ありとあらゆる手段を使って酒を手に入れます。

  • 馴染みの店で、ツケで飲む
  • 商店に、酒を持ってくるように注文する
    セブンイレブンのデリバリーを使う人もいました)
  • カードで酒を買う

それすらも不可能になった場合、最後の手段があります。

アルコール依存症の最終手段は料理酒やみりんを飲む

料理酒やみりんを飲む
料理酒やみりんを飲む

なんと「みりんや料理酒を飲む」のです。

  • みりん
  • 料理酒
  • お神酒

と、考えられない物を飲みます。どちらもだいたいアルコール度数14度、日本酒と同じくらい酔えるのです。

私は財布を取られて酒が切れてどうしようもなくなった時、料理酒を飲みました。純米ではない、市販の安い料理酒の味は・・・・・・塩辛いやら、出汁が入っていて飲めたもんじゃないのです。

それでも酔うために飲む。

飲んで減った量だけ水を足します。どんどん薄くなりますが、しょうがない。とにかくなんでもいいからアルコールが欲しい。

かなり後に、みりんも飲みました。

みりんは甘いだけで、市販の料理酒にくらべれば美味しく飲めます。早く気づけばよかった・・・・・・というように、いろんな手段でアルコール、酒を飲もうとします。

こうなったら、本当に異常です!

完全にアルコール依存症です!

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まとめ 酒が切れた時の「アルコール離脱症状」 手の震え・発汗は要注意

酒が切れ、アルコール離脱症状で真っ先に出る症状が、手の震え、発汗です。これは自分も他人でも気がつきます。しかし、症状を抑えるため酒を飲みます

そして、仕事に行かれなくなります。様子がおかしいことに家族も気づきます。ここで我慢して酒を止めて、24時間~48時間ほど経過すると、手の震えも止まり、飲酒欲求も下がってきます

アルコール離脱症状が出たらすぐに酒を止めるか、飲む量を減らすべきです


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