コロナ緊急事態宣言が解除されたということで、先日、リアル断酒会が開催されました。ただ、やはりワクチンを2回打ってない人がおりまして(私)、そういった人や家が遠い人など一部はオンラインでの参加となりました。リアルとリモートのハイブリッド断酒会です。
ところで、うちの断酒会「広島だるま会」はマンションの一室、2部屋を借り切って行われます。その部屋にはインターネット回線も、もちろんパソコンもありません
なので、だれかのスマホでライングループミーティングを開き、各自スマホでそれにつなぐ形になりす。または、家にパソコンがある人はパソコンにラインアプリをインストールし、パソコンからつなぎます。
会議用アプリの代表的なのはZoomとラインですが、下記に述べる理由により、ラインを使っています。
問題は、ホストのスマホが1時間以上も動画と音声を再生していると、熱くなって熱暴走し止まってしまったり、各自の声が良く聞こえなかったりすることです。またデータ通信料もばかになりません。
ここで、リモートで断酒会を行う際の問題点、解決方法を考えてみようと思います。ちなみにリモート断酒会のメリット・デメリットはこちらに書いています
⇒リモート断酒会|コロナ禍でわかったメリット Zoom・LINE・Skypeどれを使えばよい?
メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。
※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします
ZOOMはほとんど誰も使ったことがないが、ラインは慣れている
断酒会に来ている若年層はパソコンを使ってリモートワークなどでZoomを使い慣れています。しかし主なアルコール依存症は高齢者のため、「ラインは使っているがZoomなどは知らない」という人がほとんどです。
問題点1:ラインだけ慣れている、またはラインすら使っていない
リモート通話にて、一番便利が良いのが、IT業界ではZoomということになっています。いろんなセミナーに使われており、プランにもよりますが、100人~500人まで通話でき、録画機能あり、その他もろもろリモートに特化した機能があります。
ただ、断酒会になると「パソコンをもっていない」「スマホはあるがラインしか使ったことがない」50~60代以上の人たちばかりです。となると、どうしても使い慣れたラインの、グループ通話機能を使うことになります。(ラインを使ったことがない人も多く、1から説明になります。)
解決策1:操作が単純なラインを使う
Zoomは会議に参加するために、メールか何かでURLを受け渡しが必要です。それをクリックするとことにより会議が始まります。その、URLの受け渡しが高齢者には難しいように思えます。
ライングループ通話は、ZoomのようにURLの受け渡しなどはありません。主催者が画面で「グループ通話を始める」と指定すると、参加したい人に表示されるので、それをクリックするだけで断酒会に参加できます。
ラインほとんどの人が使い慣れているため、すんなり入ることができます。
Zoomは年間使用料がかかる
ラインはスマホ本体に録画データ保存するため空き容量が減ってしまうをいう弱点があります。Zoomの場合クラウド(サーバ)に保存できるため、空き容量が減りません。また、ホストが一括で全員をミュートにできるなど、会議で便利な機能がたくさんあります。
問題点2:Zoom年間ライセンス契約が必要
このようにラインは便利なのですが、最安プランでも月額1,600円(年間契約が基本で、安いプランでも19,200円)かかります。
全断連(全日本断酒連盟)であれば、入会金1,000円程度、月会費1,000~2,500円とわりと会費を集めているため、Zoomのライセンスも余裕で買えたりできそうです。
ただ、自分が通っている「広島だるま会」はNPOで、お菓子、コーヒー代として1回100円を集めるだけなのでまったく余裕がなく、無料のライングループを使わざるをえない状況なのです。
解決策2:貧乏断酒会はラインのグループ通話を使うしかない
ライングループは断酒会で使う限りはZoomとそれほど機能に差はないです。現時点は、広島だるま会の現役は10数人ですが、特にZoomとは変わらないです。ライングループは500人まで接続できます。
スマホが熱暴走する
夏の暑い日にパソコンを酷使すると、冷却が追い付かずに(固まるなど)暴走します。それと同じことがスマホでも起こってしまうのです。
問題点3:長時間通信を行うと スマホがフリーズ(固まる)してしまう
断酒会はたいてい2時間ですね。ところが、パソコンでなくスマホで2時間も動画で通信していると、スマホが熱くなりフリーズしてしまうことがあるのです。
解決策3:カメラを切って音声通信だけにする
これは、動画は最初の挨拶だけにして、あと2時間は音声だけにすることで解決しました。単なるラジオの状態です。
発言者の声が聞き取りにくい
リアルで発言している声が、リモートでは聞こえにくいという問題がありました。
問題点4:発言者の声が聞き取れない
「全断連系のふたば断酒会など」は、1人が喋って他の人はずっと聞く、というスタイルなので、発言者の前にスマホを置いておけ聞き取れます。
しかし、「広島だるま会」は談話形式で、誰かが喋ってても他の人がどんどん口を出し、質問したりする、というスタイルです。そののため、スマホをいったりきたりするわけにもいかず、発言者意外の他の人の声が聞こえないのです。会議用の360度収音マイクを使えば解決するのですが、スマホに接続できません。
解決策4:まだ見つからず
これはまだ解決策が見つからないでいます。「広島だるま会」固有の問題で、全断連系、AAは「喋りっぱなし・聞きっぱなし」のためこの問題はありません。
リモート断酒会のベストな状態
一番ベストなのは、会費に余裕があればですが。
- Wifiスポットを会場内に置く
- リモート用(カメラ・マイク付き)ノートパソコンを購入・設置、WiFiに繋ぐ。
- 会議用収音マイクを購入・設置
(360度の音声を収音可能)
これだけで簡単に解決できますが、うちの断酒会にはちと厳しいものがあって、実現できていません。WiFiスポットの月額使用料が数千円、パソコン・会議用収音マイクの初期投資が安くても10万円程度かかるでしょう。
以上、やってみてわかったリモート断酒会の問題点と解決策でした。
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