夢の中は幸福、保護室の生活は悪夢 精神病院体験談(2-15)

夢の中は幸福、保護室の生活は悪夢 精神病院体験談

精神病院の保護室に閉じ込められ、眠りにつくと必ず幸せな夢を見ました。

しかし目が覚めるといつも鉄格子の中、悪夢が待っていました。

●筆者

アルコール依存症の筆者

アルコール依存症歴11年うつ、双極性障害あり。断酒はするのですが数年に1度くらいスリップし、連続飲酒にハマり入院する。精神病院入院歴10回以上ギャンブル依存症は克服済み。体験談や皆さんにお役に立てることを書いていきます。

保護室の生活は毎晩夢をみる

筆者の娘

毎晩、夢を見ます。

毎晩、まいばん、夜になると幼い娘たちが出てくるのです。

娘たちとたくさん遊ぶ夢を見ていました。

娘に囲まれた幸せな夢を毎晩見ていました。

私は娘たち二人と、夢の中で楽しく遊んでいます。

彼女たちは小学生と幼稚園児。

夢の中で楽しく公園に出かけます。

ある日、「魔女の宅急便」の映画を観ました。

次の日、竹ボウキをせがまれました。

今どき竹ぼうきなどど売っているのかと思いましたが、ホームセンターにちゃんと売っていました。

300円くらだったか。

大人の背丈に合わせてある長い竹ボウキの、しっぽの部分を適当に切ってやりました。

二人が竹ボウキにまたがってキキのまねごとをしているのを、私は微笑ましく見ていました。

とても幸せな夢でした。

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毎日娘のブランコを押してやる

公園のブランコの娘を毎日押してやる
公園のブランコの娘を毎日押してやる

よく近所の公園に連れていってやりました。

公園での女の子の遊びは、ブランコか鉄棒か滑り台。

たいてい最初にブランコに飛び乗ります。

下の娘は小さく、まだ自分でブランコをこげないので背中を押してくれという。

いわれるように、背中を押してやる。

娘は前に後ろにゆっくり往復する。

ブランコが止まりかけたらまた背中を押してくれというので、また押す。

何回も、何回も。

ブランコに飽きたら、公園で走り回って遊ぶのです。

夢の中で酔う

公園で飲む日本酒
公園で飲む日本酒

手が空いた私は、公園から歩いて30歩の近所の商店にかけこみ、ワンカップの日本酒を買うのです。

ポケットに隠し、素知らぬして公園に戻ります。

ベンチに座り、隠していた日本酒のふたを開け、ゴクリとやります。

うちの団地には、幼女にイタズラをして逮捕、懲役になったクソ馬鹿野郎がいるのです。

木の陰に幼稚園児を連れ込み、イタズラをしているところも目撃されているらしい。

私はちびりちびりとやりながら、娘たちを性犯罪から守るため見張ります

しばらくして公園に飽きたら、家に帰ります。

何本か飲んだので、私はすでに酔っ払いです

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娘たちと昼寝をする

筆者の娘たち
娘たち

夢の中で、ゲームをしたりプリキュアごっこをして遊んでいました。

いつも悪役をやらされるのですが、仕方ない。

そしておやつの時間になります。

アイスクリームやチョコレートを飽きるほど腹いっぱい食べます。

幼い娘たちは可愛い盛りでした。

娘たちと遊んでいる時間が一番幸せでした。

疲れ果てて、腹いっぱいになった後は昼寝をします。

クイーンサイズの大きなベッドに3人川の字で寝るのです。

3人で昼寝をする、毎晩こんな夢をみていました

家の天井じゃない

精神病院の保護室の天井
精神病院の保護室の天井

娘たちと仰向けに寝転んで、ぼんやりと天井を見ます。

天井を見ているうちに、天井の形がだんだんと変わっていくのです。

蛍光灯が・・・・・・うちのじゃない!

薄汚れた黒い天井に、はめ込まれた蛍光灯。

もちろん灯りはついていません。

そのまわりに、火災報知器やスプリンクラー、スピーカーが設置してあります。

ハッ、と、家の天井じゃないことに気がつきます

いっきに目が覚めます。

そして入院してからの病院での記憶が脳の入り口からいっきになだれこんできます

むりやり連れて来られた保護室。

金属製のドアを閉められる「ガシャン」という音。

鍵を閉められる「ガチャガチャ」という音。

自分では流せないトイレ。

シーツもなにもかかっていないマットに掛け布団。

急に襲い掛かってくる恐怖感、不安感。

急に寒くなります。心が冷え冷えと寒くなります。

つつまれていた幸福感から、いっきに現実へ引きずり出されます

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夢の中では幸福、保護室の生活は悪夢

精神病院の保護室
精神病院の保護室

夢から覚め、保護室で監禁されてベッドにひとり寝ていた現実を思い出し、愕然とします

娘たちと離れ離れになっていたことを思い出し、落ち込みます。

これから数か月も逢えないことを思い出し、啞然とします。

娘たちに逢いたい・・・・・・

幸福な夢。

しかし、目が覚めたら現実。

毎晩、この繰り返し。

夢で悪夢を見ているのではなく。

夢から覚め、ひとり鉄格子の中にいるという現実が悪夢・・・・・・

夢の中は幸福、保護室の生活は悪夢 まとめ

願望なのか、後悔の念のためか、家で娘たちと遊ぶ夢を毎日見てました。

つらい閉鎖病棟の保護室の中では、寝て、夢を見ている時間が一番幸せでした。

しかし突然目が覚め、現実の悪夢を目の当たりにします。

逆に、アルコール離脱症状のせいで悪夢ばかり見る方もいます

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