アルコールハラスメント、酒を飲んでの家庭内暴力・DVの実態

アルコールハラスメント夫、酒を飲んでの家庭内暴力・DV

夫や妻・息子がこのようなことはありませんか?

  • 酒を飲むと喧嘩になり手が出る
  • いつもは大人しいのに、酔うと暴れる
  • 酔うと妻や子供に暴力をふるう
  • 手はださないが、物にあたる

これはアルコール依存症に限らず酔った男性が多いのですが、まれに女性もいます。最近はアルハラ(アルコールハラスメント)と言われています。いったいどのような気持ちで暴力をふるうのでしょうか?

●筆者筆者

 


メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。

※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします

アルコールハラスメントの夫の考えは、妻子は自分のもの

妻は自分のものと思う夫
妻は自分のものと思う夫

昔の亭主関白タイプで多いのが、妻や子供は自分の所有物である、という間違った認識です。妻が自分のおもう通りにならないと、暴力で言う事を聞かせる。子供に対しても同じです。

●このようなケースも

  • 「クラス会にいく」というと反対される
  • ひっきりなしにラインがきて、何をしているのかを確認される
  • ママ友とご飯をたべていたら「誰といるのか」と執拗に確認されるためおちおち外出ができない
  • 服を買いにいけばついてきて、「スカートの丈が短い」などいちいち注文が入る

など、行動を支配しようとします。

アルコールハラスメント夫は妻は自分の所有物だと思っている

アルコールハラスメント夫は妻は自分の所有物と思う
アルコールハラスメント夫は妻は自分の所有物と思う

そのような人は妻や子が自分の所有物という考え方なので、気にくわないことや自分の意向に反する行動をとると機嫌が悪くなります。

アルコールを飲むと暴力をふるう

シラフでは機嫌が悪くなるだけで済みますが、酒が入ると酔うにつれて喧嘩になり、あげくの果てに手を上げる、家庭内暴力をふるうといったケースが多いようです。完全にアルコールハラスメントです。

酒乱で酔うと自分の感情をコントロールできず、実家に避難しても探しにきたりして、穏やかな日々を過ごせないケースもあります。まるで子供です。

アルコールハラスメントの原因に、劣等感・コンプレックスがある

家庭内暴力をふるう夫は劣等感・コンプレックスが多い
家庭内暴力をふるう夫は劣等感・コンプレックスが多い

学生時代からなにかの劣等感があった、会社でのうだつが上がらないなどのなんらかのコンプレックスがある人。その場合は酒を飲むとうだうだと自慢話をし、機嫌が悪くなると暴力になります。

例えば起業に成功した実業家だとか、格闘技で強い人などはあまり自慢話をしません。それは自分にしっかりとした自信があり、誰にも負けないと思っているからです。

自身のない人ほど弱い者にあたる

自信のない人ほど弱い者にあたる
自信のない人ほど弱い者にあたる

劣等感やうだつが上がらない人は、たいした実力もないのに人に認めてもらうことに喜びを感じ、うだうだ過去の自慢話や、人の悪口見栄話が始まります。酔いが進むにつれて自慢話が不満話になり、周りにあたりちらし、まっさきに手を上げるのは自分の妻です。

自分に自信がないため弱い者にあたる

とにかく自信がないため、「力は妻より強い」と思うことでどうでもよい満足感を得ようとします。男性は女性より力は強いので暴力で勝つのはあたりまえなのですが、アルハラ夫は自己中心的な考えでそれすらもわからなくなっています。

実際にあった家庭内暴力・DV

筆者の父親の話になりますが、その頃の親父は毎日酒を浴びるように飲み、アルコール依存症の症状が出ていたように思います。急性膵炎にもなっていました。

母がろっ骨を骨折

父の家庭内暴力・DVで母が額に怪我
父の家庭内暴力・DVで母が額に怪我

父親は昔はかなりの酒乱でした。部屋に木刀がありました。まだ筆者が幼くて理由まで覚えてないのですが、父親が酔ってなにかの理由で両親がケンカし、父が母を蹴り飛ばしたのです。母親はろっ骨を2本折りました

灰皿を投げつけられ額を縫う

灰皿を投げられ額を縫う
灰皿を投げられ額を縫う

また、別のケンカした際に、父がガラスの灰皿を母に投げつけたのです。昔ながらの透明なガラスの灰皿で、かなり重いヤツです。灰皿は母の額にあたり、流血し、何針も縫っていました

ガラスが木っ端みじん

これは筆者が幼稚園のときだったのですが、また両親がケンカを始めました。もちろん父は酔っています。何かで頭に来た父は、例の木刀を取り出しました。

そしてリビングのガラスというガラスをたたき割り始めたのです。「ガシャーン ガシャーン」と音がし続けます。幼い筆者と妹は寝室で、震えながら隠れていました。

次の日の朝リビングに言ってみると、窓ガラスも食器もすべて微塵に割れていました。トラウマになったのか、嫌な思い出なので、50年経った今でも覚えています。

アルハラ夫の飲み仲間が家庭内暴力を

アルハラ夫の飲み仲間が家庭内暴力・DVをふるって離婚した
アルハラ夫の飲み仲間が家庭内暴力・DVをふるって離婚した

これは娘たちが小学生のころでした。すぐ近所に飲み仲間がいて、これまた近所の鉄板焼き屋でよく飲んでいました。妻と彼の妻同士も仲が良く、息子さんも同級生で授業参観などに一緒に行っていました。

平手ではなく拳で殴る

ところが彼は女癖が悪く、奥さんとちょくちょくケンカをします。そこまではよくある話なのですが、暴力になり、ケンカの度にグーで殴るんだそうです。平手じゃなくてグー、ようは拳で殴るのです。奥さんは何年か我慢したようですが、最後には離婚しました。

家庭内暴力・DVの統計

家庭内暴力・DVは年々増加傾向
家庭内暴力・DVは年々増加傾向

2001年にDV防止法が施工されましたが、相談件数は増加しています。

2018年に警察が把握した配偶者からのドメスティックバイオレンス(DV)の相談は前年より5027件(6.9%)多い7万7482件で、過去最多を更新したことが28日、警察庁のまとめで分かった。摘発件数も9088件で最多となった

日本経済新聞  より引用

実際に増加してるかというと、筆者の周りでは減少しているようには感じます。ただ、「警察が積極的に介入」し始めたため、摘発される件数が上がっているのではないかと思います。アルコール依存症の症状でそうなることはありませんが、酔って家庭内暴力・DVを起こす人はアルコール依存症になるともっともっと酷くなります

暴力をふるう側が怖がる事

家庭内暴力・DVの夫が怖がるのは抵抗、警察
家庭内暴力・DVの夫が怖がるのは抵抗、警察

断酒会で聞いた話ですが、まず、暴力をふるう側は「絶対に反撃されない」「警察沙汰にならない」人を相手にします。妻や子供ですね。なので、反撃されることを恐れています。妻のほうが包丁を取り出すと、ビビッて暴力が止まることが多いそうす。

本気の覚悟が必要

妻のほうは「飾り」では効きません。「本気」度を見せつけるとビビる場合が多いようです。そのくらいの覚悟が必要です。また、妻がすぐに、最中に警察に110番することも大事です。事が終わってからでは単なる夫婦喧嘩とみなされ「民事不介入」で警察は何もしてくれません

その場で警察に電話すること

今にも殺されそう。助けて」という110番であれば、警察は動かなければなりません。相手が凶器などをもっていれば、そのことも告げましょう。すると警察は動かざるを得なくなります。パトカーが駆けつけてきます。

アルコール依存症に多い、物に当たる行為

アルコール依存症に多い、物に当たる行為
アルコール依存症に多い、物に当たる行為

これはアルコール依存症にも多い行動ですし、アルコールハラスメントにもなります。筆者は格闘技をやってたせいか、酔っ払って喧嘩になり、イライラし、酔ってはいても「男性が女性に手をあげてはいけない」という理性があったのか、怒りの矛先は物に向け、数々の物にあたってしまいました。

物に当たる(1)

新築の新しい家に越した時。飲んで妻と喧嘩になりイライラして、しかし妻には当たれないため、物に当たりました。壁を殴ってしまいました。穴がぽっかりと空きました

ぽっかり穴が

これは妻が次の日、ポスターで見えないように隠してはいましたが、とても辛い思いで穴を隠したのでしょう。家は3,000万円もした新築の出来立てほやほやです

それからも同じような事が何度かあり、家には4つの穴がカレンダーで隠されています。

物に当たる、その(2)

アルコール依存症に多い、物に当たる、携帯を壊す
アルコール依存症に多い、物に当たる、携帯を壊す

スマホではなくガラケーの頃。飲んで妻と喧嘩となり、激怒して自分の携帯を真っ二つに折ってしまいました。そして次の日、酔いが覚めてとても後悔しました。

まだクラウドなど無い昔でしたので、知り合いの電話番号・メールアドレスがすべて消滅。思いつく限りの知り合いに聞いて、番号・メールアドレスの再入力、数100件。自業自得でした。

物に当たる、その(3)

筆者は酔っていたため妻が運転する車の中で喧嘩になりました。イライラして、助手席からフロントガラスへ右ストレート。パリンッと音がして大きなヒビが入ってしまいました。後日、車屋で見積もりをもらったら、妻のほうが激怒してました。右ストレート一発、10万円

暴力がひどかったら

暴力が酷い場合は警察、裁判所へ
暴力が酷い場合は警察、裁判所へ

どんなことがあっても暴力はいけません。ましてやか弱い女性に対してなど、もってのほかです。配偶者からの暴力があった場合

DVや虐待など、親密な関係性における暴力から被害者を保護して救済する方法がある。地方裁判所から「近寄ってはいけない」という「保護命令」を出してもらうことができる。加害者がそれを無視して接近すれば刑事罰を科せられる。

配偶者からの暴力などについて相談できる「配偶者暴力相談センター」やその機能を有する機関が全国に282か所(2018年10月1日現在)ある。

相談やカウンセリングのほか、被害者(子どもなどの同伴者を含む)の安全の確保、一時保護、日常生活の支援、さらには就労支援にもつなげることがある。

読売新聞オンライン   より引用

ここへ相談し、最悪の場合は一時避難することです。

妻や夫は人生のパートナーです

妻は人生のパートナー
妻は人生のパートナー

妻は自分の所有物でもなんでもありません、人生のパートナーです。どちらかが亡くなるまで、2人で楽しい人生を過ごしませんか?

アルコールハラスメント、酒を飲んでの家庭内暴力・DVの実態 まとめ

家庭内暴力・DVのアルハラ夫は、妻や子供を自分の所有物と見ているか、劣等感・コンプレックスを抱いている可能性が多いです。

物に当たる行為は、単にイライラして当たる先がないため壁を殴ったりするだけです。

アルコール依存症などで暴力が止まらず酷い場合は「配偶者暴力相談センター」に相談して一時避難などしたほうがよいでしょう。

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