●オカマの精神病患者
前述した、精神病院の閉鎖病棟にやってきたオカマ爺さん、もう70過ぎのいいお年ただ。
⇒オカマが精神科に入院。口説かれて困った話
背が低く、腹が出ていて頭は禿げあがり、坊主。要するにチビ・デブ・ハゲ。
普段は入れ歯を外しているのか、アゴがつぶれてペチャンコになっているため、頭が大きく見え、赤ちゃんのように見える。手も足も短いため、年寄りなのに赤ん坊のような幼稚な体型。いつもタンクトップに短パン姿なので、後ろから見ると幼稚園児のようだ。
メンヘラ男。アルコール依存症歴11年、25歳でうつ病、39歳でアルコール依存症とうつ病を再発、さらに双極性障害になりメンヘラに。断酒に失敗し広島の瀬野川病院、呉みどりヶ丘病院などの精神病院・閉鎖病棟に10回も入院。精神障害者手帳2級、障害年金2級。断酒・入院・うつの体験談、どうやって飲まないで生きていくかのノウハウを書いていきます。
※なお、筆者の体験談は事実のままですが、断酒会の事例は架空の人物ものとします
統合失調症のヒロシくん
ヒロシくん(仮名)という20代の青年は統合失調症を患っており、幾度もこの病院に入院している。私が入院したら必ず彼もいる、といった感じだ。
背丈は180センチを大きく超え、体重も100キロを大きく超える相撲取りのような体格だった。その風貌から、当時横綱だった「アケボノ」というあだ名で呼ばれていました。しかし、性格はおとなしく静かで素直で良い子、人に危害を加えるようなことは全くなかった。
オカマの精神病患者に付け狙われる
しかし、その素直でやさしい性格のせいで、オカマ爺さんに付け狙われることになる。ヒロシくんは慢性的な糖尿病をかかえており、売店でのお菓子購入を制限されていた。おカマ爺さんはそこを狙う。
お菓子屋やジュースをヒロシくんに与え、気を引くのだ。そしていつの間にか2人は肩をべったり寄せ、この暑いのに腕をくんで歩くようになっていた。まるでカップルのように。
まわりの患者はドン引きしてその様子を眺めていた。ヒロシ君は気が弱く、強引にされると断れなかったのか・・・・・・。
オカマ爺さんと2人で
廊下の一番奥に、洗濯ルームがある。洗濯機や乾燥機が3つづつと、小学校のトイレにあるようなモップを洗う桶がある。
部屋のドアは閉まるようになっており、ドアには窓がついていた。その部屋で、オカマ爺さんとヒロシくんが2人きりで何かをしていた・・・・・・という目撃情報が流れはじめた。
そこは洗濯機と洗い場しかないため、洗濯物をセットして「洗う」ボタンを押すと、すぐに部屋を出るのが普通だ。そこからはすぐに立ち去り、長居をするところではない。
30~40分くらいで洗濯が終わるため、自分の洗濯が終わっているか確認しに来るくらいだ。
長時間、そこで何かを行う場所ではないのだ。そこでナニかをしていた、という目撃情報。怪しい。
刑務所あがりのオカマ
そして、おカマ爺さんはヒロシくんのベッドに上がり込み、カーテンをしめ、そこでもナニかをしていたという情報が流れはじめた。火のないところに煙はたたない。なんだかどんどん怪しくなってきた。
喫煙所でヒロシくんを囲んで問いつめたところ、やはり怪しいことがあったといいはじめた。オカマ爺さんとヒロシくんはベッドに腰掛け、ベッドのカーテンを閉め、2人で話をしていたようだ。すると急に、いきなり、おカマ爺さんがヒロシくんの股に顔をちかづけ「チ〇コ、しゃぶらせて」と頼んできたという。
ヒロシくんは困り果て、「それは困ります」と断ると、おカマ爺さんは「冗談よ~」と笑っていったとのこと。笑ってはいたが、目は笑っていなかったという。
おカマ爺さんは、傷害で警察に逮捕され、広島刑務所に服務していたらしい。刑務所の男ばかりのなかで生活しているうちに、ソチラに目覚めた、ということなのだろうか・・・・・・
あなたのお役にたつ記事
- 大酒を飲んだ次の日、気分が沈む、やる気が起きない、それはアルコール性うつかも
⇒うつ病で飲酒して酩酊すると、翌日アルコール性うつに!悪循環のはじまり - 酒にかけたお金を計算したことがありますか?私は酒のお金で家が建ちました
⇒人生で酒で無駄遣いしたお金、外飲みと家飲みの金額と払った酒税 - 酒をやめないとマズイ人が酒を止める方法は?
⇒アルコール依存症の治療|断酒を成功させる4つの手段と4つのヒント