アルコール性うつを保護室で耐える。うつ症状が延々と続く 精神病院体験談(2-14)

アルコール性うつを保護室で耐える。うつ症状が延々と続く

アルコール性うつとは

アルコール依存症の人が長期にわたる大量飲酒をやめると、離脱症状として「うつ症状」が現れます。

うつの人はアルコール依存症になりやすいですが、逆にアルコール依存症から「うつ状態」になる人もたくさんいるのです。

酔っている時は「ふつう」の状態でも、酔いが覚めると「気分が落ちこむ」うつ状態になります。

アルコール依存症とうつ病が同時に発症する、4つのパターンがあります。

  1. 単に合併で、うつ病・アルコール依存症どちらにも共通の原因があるケース
  2. 大量飲酒を長期に行うことによりうつ病を引き起こすケース
  3. うつ病でゆううつな気分や眠れない状態を緩和するため、飲酒を繰り返すことにより依存症になるケース
  4. アルコール依存症がアルコールを断つことで離脱症状としてうつ状態になるケース

参照 心のトラブルについて うつ病とアルコール

今回のケースは長期の大量飲酒後のアルコールを切ることによる離脱、つまり4.になります。

アルコール離脱症状でうつになる

アルコール離脱症状でうつに
アルコール離脱症状でうつに

は、と目が覚めました。

朝になっていたようです。

保護室の外、廊下の窓は、黒に混ざってほんのり青い。まだ陽は昇っていない、早朝。

夜明け前に目覚めてしまったようです。

うすぼんやりと窓を見ていました。

しばらくすると、意識がだんだんはっきりしてきます。

まだ、アルコール離脱症状を感じました。

酒が切れてずいぶん経ったような気がしがしましたが、症状はまだ収まっていません。

手はまだちゃんと震えていて、脂汗も額をじっとりと濡らしていきます

しかしそれでも、昨日よりはずいぶん軽くなった気もします。

アルコール離脱症状の身体的なほうは、もうしばらくすれば治まっていくでしょう。

しかし、心のほうはいっこうに収まる気配がないのです。

マイナス思考がずっと続いているのです。

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アルコール性うつが治まらない

アルコール性うつに耐える
アルコール性うつに耐える

アルコール離脱症状のうつ状態で、マイナス思考がずーっと続くのです

うつが治まらない。意識がある間、離脱症状とうつ症状がずっと続く。

昼寝が出来る患者がうらやましい。うつが出るので、昼はまったく眠れないのです。


まだ部屋の電灯はついていません。暗い。

6時になったら看護詰所のスイッチで電灯が点きます。自分では電気がつけられません。

暗い部屋に、ひとりベッドに座っています。

この鉄格子の部屋には、私の他に誰もいない。話ができる相手がいない。

つらさを分かち合える仲間もいない。

ひとりぼっち、狭い保護室で離脱症状に耐えています。

心はずっと、不安感や恐怖感を感じています

アルコール性うつでマイナス思考に

うつ症状に耐える
うつ症状に耐える

なぜ私ははひとり、ここにいるのでしょう。

私は何をしたというのでしょう。

酒を飲んだだけじゃないか。酒などみんな飲んでるじゃないか

なぜ私だけ苦しまなければならないのか。

どこで間違ったのか。

ここでどうすればいいのか。ただ、ここで生きている。ただそれだけ。

生きていることになんの意味があるの。

シャバから隔離され、鉄格子のなかに閉じ込められ、気の触れたような患者と共にただただ生存している。

私がここで生きていることに意味は?

いても、いなくても誰も気にしないんじゃないの?

いっそのこと、死んで消えてしまったほうが楽なのでは・・・・・・


ずっとマイナス思考が続き、うつ症状が酷くなってきます。

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