「ここは、鉄格子のおりの中だ!なんでこんな所にいるんだ!」
気がついた私は、飛び起きました。
「なんなんだ。ここはどこなんだ」
酔って記憶がない。
「なんで鉄格子の中なんだ。なんでこんな所にいれられてるんだ!」
「おーい、誰か!誰かいないのか!」
アルコールがまだ抜けきっていない私は、ひどく混乱していました。
パチンコ屋で飲みながら打つ



鉄格子になんか入れられたことは生まれてこのかた一度もない。
そして、ここに来た記憶もまったく飛んでいて覚えてない。
朝、ワンカップ焼酎を2本飲んだあたりまではしっかり覚えているのです。
そして軽く酔って、パチンコ屋でいくらか打ったのも覚えています。
私はパチンコ屋にいくと、必ずコンビニかパチンコ屋の隣のうどん屋で1杯飲んで酔っ払って打つくせがあります。
そうだ、うどん屋で何杯か飲んだような気がする。
コンビニで何本か追加したような気もする。
それから、酔って記憶がない。
私はうつ病の薬をたくさん服用しているので、焼酎3~4合で記憶が飛んでしまうのです。
酔って記憶がない、いつのまにか鉄格子の中に



部屋の古ぼけた天井にはところどころシミがあり、今にも消えそうな蛍光灯が薄暗く光っていました。
床は固いタイルで、1回も陽にあてられたことのないような古いふとんが敷いてあり、その上に私は座っています。
壁の汚れなどから、ずいぶん古い建物だということが想像できました。
部屋を回って確認してみると、私がいる場所は3面が水色の壁で、1面が鉄格子でした。
鉄格子の左側が扉になっています。
扉のノブを回そうとしましたが、回らない。
鍵がかけられていたのです。
部屋から出ることができない。
「出られない。完全に閉じ込められてるじゃないか。もう、わけがわからない。誰かいないのか」
激しい喉の渇きに襲われる



「ああ、喉が渇いた・・・・・・酒が切れたせいか?」
私は激しく喉が渇いていました。
「汗をかいたので、水が欲しい」
という軽い喉の渇きではなく、アルコールの代謝により水分を大量に使用したために、身体が失われた水分を要求している、というアルコールによる水分不足の喉の渇きだ。
身体中が水分を欲している。
アルコールが切れて喉が渇き、口の中は唾液が出ず、ねばついている。
もはや、口の中がほとんど乾燥していました。
からからな状態です。



「おーい!誰かいませんかーっ!」
「おーい!誰かーっ!」
大声で人をを呼んでみました。しかし誰の返事もありません。
少しだけ酒が残っていますが、すでに意識ははっきりしていました。
意識がはっきりしているため、口中が乾燥した感覚はつらい。
舌が、少しの唾液でねっとりする。
しかしその少しの唾液さえもなくなり、唇も舌ものどもからからに乾燥してきます。
警察署の留置場



「おーい!誰かいませんかーっ!」
「おーい!おーい!」
何回も人を呼び続けると、やっと、足音がバタバタとこちらへ向かってきます。
やっと人が来てくれる。
少し待つと、鉄格子の外に制服姿のオジサンが立っていました。
「何なんですかこれは。ここは一体どこですか?」
制服のオジサンは
「ここは広島県安佐南警察署だ」
と一言いい放った。
私は警察の留置場の中にいたのです。
「警察・・・・・・留置場所か?ぼくはなにをしでかしたんだ?
法に触れるような事をしたのか?」
警察署の中に自分がいる・・・・・・胸の中が不安で一杯になりました。
まとめ 酔って記憶がない、気がついたら警察の留置場
- 薬を飲んで酒を飲んだため、あっという間にブラックアウトし、記憶がなくなりました。
- ブラックアウトした状態は本人もわけがわからず、犯罪を犯す可能性があります。
- たまたま犯罪を犯していなかったので警察署の留置場で済みましたが、もっと大ごとになっていたかもしれません。拘置所、刑務所だったかも知れません。
- 薬、特に向精神薬を飲んでる方はお酒を控えましょう。
お酒の代わりにうまさ感じる
強炭酸水で飲酒欲求を下げよう
KUOS-クオス
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